こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年が経ちました。
前回の記事:人の世話にはならん!中途半端にしっかりしているつもりの義父に苦労/山田あしゅら
どうも義父のことばかり書いてしまいますが...。
一方義母はと言いますと、デイサービスに通い始めて4年ほど経つ頃には、表情も豊かになってコロコロと実に明るく笑うようになりました。
そんな義母はデイサービスでも人気者。
スタッフも
半分はお世辞なんでしょうが、明るい義母をよく褒めてくれました。
長年看護師をやっていただけに(70歳まで現役でした)人と交わることが大好きだった義母。
認知症になって自分が今なにをやっているのか分からなくなっても、その良い部分は十分活かされていたようです。
けれど認知症の症状は悲しいかな薬を飲んでいても徐々に進んでしまいます。
介護が始まったころはおしっこの粗相だけだったのが、ウンチの失敗も増えていきました。
そのうち尿意便意がほとんど分からなくなって
臭いがするたびお風呂場に直行することが日常になってきたのです。
初めはやはり私も抵抗がありましたが、介護が進めば「いやだ」などと言っていられない状況になります。
そんな中、義母は嫁の手出しに抗わず、いつも素直に従ってくれます。
しかもその上、世話をされるたび
感謝の言葉を惜しまないのです。
元々、それほど仲が良かった嫁姑ではなかったはずですが
私は自分でも不思議に思うほど義母の介護を嫌と思わなくなっていきました。
これも対照的な義父の存在があったからかも知れませんが...。
将来、もしどうしても認知症が避けられないというならば
義母のようになりたいものだとつくづく思う嫁なのでありました。
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