介護サービスを利用したい!介護認定調査の流れとは?/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年が経ちました。

前回の記事:要介護の義両親を義弟の家に送りつけたい!平等な介護分担の難しさ/山田あしゅら

義母のデイサービス通いは何とか定着したものの、義父は相変わらず...

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こういうスタンスのままでした。

結局それから3年以上も家から出ようとしなかったわけですが、病気のせいでいつ転倒するか分からない義父です。

私が外出から帰って来ると転んで頭から血を流していた...なんてことはしょっちゅうで、

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その頻度は病気の進行により徐々に増えて行きました。

そうなってくると放っておくわけにもいかず、次第に私の外出などの行動は制約されていきます。目が離せなくなった義父には是非ともデイサービスに行ってもらいたいところなのですが...。

ここでちょっと

デイサービスなど介護サービス利用を希望する場合どうすれば良いか説明したいと思います。

介護サービスを介護保険を使って利用するためには介護認定を受けなくてはなりません。

申請方法などは居住している市町村によって多少違いますので地域の包括支援センターか役所に問い合わせてみてください。(なお以下については我が家が所在している『わりば市』での話です。)※我が家の所在地。作品上の仮の都市名です。

包括支援センターや、窓口がどこなのか分からないという方は、近くの居宅介護の事業所に直接頼むと事業所に所属しているケアマネージャーが申請を代行してくれる場合もあるようです。

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申請届けを出す時は、必要なもの(介護保険証や印鑑、マイナンバーカード、身分証など)があるので問い合わせてから出向くようにしてください。

申請には、かかりつけ医(主治医)の同意書も必要となりますので前もってかかりつけ医を決めておかなくてはなりません。認定を受ける人は大体なにかしらの病気などで医者に通っている人がほとんどだと思いますが。

その場合のかかりつけ医は内科、整形外科、心療内科(認知症外来)など科目は様々です。

認定を受けようとしている人の状況を一番把握しているお医者さんがベストでしょう。

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申請書にはかかりつけ医の所在地や電話番号、医師の氏名を記入する場合がありますので前もって確認しておくと良いと思います。

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申請書提出後に役所からかかりつけ医に意見書の依頼がいきますので、その後診察を受け意見書を作成してもらいます。持病により毎月定期受診を行っている方はその時一緒に作成してもらうと良いでしょう。

申請書を提出してしばらくすると、役所から訪問調査の日程調整の電話がかかって来ます。

訪問調査は本人が入院中だと病院で行われることもありますが、自宅で行われることがほとんどだと思います。

訪問調査員と認定を希望する本人、立ち会う人(家族)のスケジュールを合わせる必要があります。

調査時間はおよそ30分~40分程度ですが、認定希望者が急増している昨今ですので双方のスケジュールが合わないとなかなか調査日程が折り合いません。

申請申し込み→訪問日を決める→訪問調査を受ける→その前後にかかりつけ医の診察→意見書の提出→コンピューターによる判定→認定審査会の審査→認定と流れは結構複雑で、全て終わるのに1か月以上かかることはよくあることです。

認定を受ける必要があると感じたなら迷わず、なるべく早い対処をおすすめします。

次回は認定結果が下りたあと介護サービスの利用を始めるまでについて書きたいと思います。

【次のエピソード】段差だらけ!バリアフリーに逆行する純和風建築をどうすれば.../山田あしゅら

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山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

 

山田あしゅら

指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を アメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」にて綴り始めて10年近く。 山田家介護のキーパーソンでもある50代主婦。

2017年現在、現在義父は88歳・要介護3。入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。 義母は92歳・要介護4。週5日のデイサービスなどでしのぎながら在宅にて介護をしている。 同居家族は夫(としお・60代・会社員)長男(一郎・30代・会社員)。 このほか結婚して独立した次男(二郎・20代・鍼灸接骨院経営)とそのお嫁さん(さくら・看護師)孫(きんとき・2歳)一人暮らしの三男(三郎・20代・会社員)と結構賑やか。 これらの日常をもとに著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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