余裕のない母子家庭なのにアルバイトをしない娘。子どもの自立について考える

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ペンネーム:羊羹が好き
性別:女
年齢:54
プロフィール:我が家は母子家庭なので、18歳の娘が早く自立してくれればとても助かります。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

私には、今年高校を卒業したばかりの娘がいます。娘は現在、夢を目指して進学し、学費は父親が出してくれてはいますが、母子家庭の我が家にとっては、娘の交通費や教材費、イベントごとに嵩む出費など、家計を脅かすほどの金額となっています。

時にはお米が買えなかったり、電気やガスが止められることがあり、私はいくつもの仕事を抱えながらも、さらに副業を増やしました。

そんなある日、私が1年近く続けている派遣会社に、娘と同じ年のお嬢さんが在席していることを知り、話しかけてみました。

そのお嬢さんは現在大学生で、奨学金で大学に通い、一人暮らしをはじめたばかり。生活費も親に頼らないで、土日祭日は派遣社員をし、夜は居酒屋でアルバイトをしていると言います。

私が「そんなに大変な思いをして、キャバクラの仕事を選ばなかったなんてすごいね」と話すと、彼女は「女を売り物にする仕事が嫌い」と答えました。

居酒屋の仕事は深夜まで。それから自宅に帰って、シャワーを浴びて寝るだけ。

家ではテレビを見るどころか、勉強をする時間もないというお話。ですが、彼女の集中力はすごく、ちょっとした時間に勉強をし、誰が話しかけても気づかないほど。それだけ働くのも、きっと家庭の事情があるのでしょう。

そんな彼女を見ていると、うちの子がすごく子供に思えてなりません。そこで、私は娘としっかり話し合うことにしました。正直に、学校までの交通費や、学校行事で突然請求される出費がきついと話し、アルバイトを勧めることに。

まだ高校生気分の娘は、自分にとって都合のいい環境の友達しか話題に出さず、「バイトなんてしないで、親が全部払ってくれてる友達なんていっぱいいるよ。なんで私だけ、バイトしなきゃいけないの」と聞いてきました。

「本当に、自分で学費を稼いでいる人、1人もいない? 必ずクラスに何人かいるはずだけど」と問い詰めると、「何人かいるみたいだけど」と、正直に答えました。

「うちは両親が揃っている家じゃないの。だからこの先、学校の教材費や交通費を払い続ける余裕はない。それに、お母さんが病気になったらどうなると思う? あなたは学校を辞めなければならなくなると思うわよ」と娘に言うと、娘は自らアルバイトを探し始めました。職場の女の子のように、一人暮らしができるほどではありませんが、多少でもお小遣い以外のお金を稼ぐ気持ちになったようです。

娘はこれから初めて、自分のために自分で働いて稼ぐことになります。まずはコンビニからスタート。まだまだ「自立」とまではいきませんが、できれば学費の一部も稼いでくれるようにと思っています。

娘の自立はいつからと考えればいいのか、未だに結論は出ていませんが、自分の力で稼ぐことの大変さや喜びを知りながら、自分の意思で自立を目指してくれればと願っています。

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