性別:女
年齢:64
プロフィール:自営業の妻として40年、故郷から遠く離れた地でボランティアなどをしてくらしています。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
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大学時代に知り合った夫と結婚して、関西から北陸へやってきてはや42年が経とうとしています。若いころは北陸気質が性に合わず、なんとなく新しい友人を作れないまま、生まれ育った学生時代の友達との交流ばかりを大切にして暮らしていました。
子供を育てるうちに、少しずつ友人といえそうな人も何人かできて交流できるようになってきたものの、本心から話せる人はなかなか見つかりません。人生こんなもんだろうと思うようになってきていました。
ところが、4~5年前とあるボランティアを通じて知り合った、10才ほど年下の「ボランティアの先輩」といえる人との出会いが、私の人生を大きく前進させてくれました。凄く何でも知っていて親切に教えてくれるし、色々声をかけてくれて地域の行事や食事に誘ってくれる彼女を、私はいつしか頼りにするようになっていきました。
彼女の言う通りしていると助けられるし、良い方向へ進めるという安堵感から、なんでも言われるままに頑張っていたのですが、彼女はメンタルの弱っている人に「病気に打ち勝つように」など厳しい指摘をするので、何でもかんでも「はいはい」とも言えなくなってきました。
さらに、その彼女と常にトップの座を争うライバル関係にある人と私が仲良くなり始めると、彼女の態度が鬼のように変わってきました。その変わりぶりには、もうビックリです。私が自己主張をすると激しく怒り、仲間はずれにしたりするようになってきたのです。
まるで子どものように、私を支配下に置くことに執着してくるのです。結婚してから女性ばかりの団体に入ることはなかったのですが、このボランティア活動で支配的な女性に出会い、こんな面があるのかと子供のいじめを思い浮かべてしまいます。
また、我が家は場所を貸して生きづらい青年たちへ居場所を提供しているのですが、少しの場所代を貰っていると聞くと激怒。早くから掃除してエアコンをフル回転でつけて、15~6人のおやつと飲み物の買い出しをして、終わったらまたひとりで片付ける。それで3時間ほどで1000円をいただくのは、非常識なのでしょうか?
彼女は、場所代について話した時にも、「あなたに振り回されて疲れてしまう」とか「嫌ならいいんですよ~」とか上から目線で私にいいます。自分の家は彼らの居場所として提供する気は全くないのに、常に「私がやってあげている」という立ち位置で君臨していなければ気がすまないのです。
そんなこんなで、やんわりと距離を保つ以外手がなく、生き辛さを抱える若者の背中をそっと押して上げれるようになった喜びも半減してしまいます。それでもせっかく見つけたライフワークを止めてしまうのは嫌なのです。我が家を解放するのはいいにしても、片付けや準備くらい、少しくらい手伝ってくれればいいんですけどね。
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