50代最後の自分への誕生日プレゼントは古家。不動産投資、はじめました/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

まもなく50代最後の誕生日を迎える中道あんさん。老後が身近に迫っていると感じ、毎月安定的に収益を得る方法として投資用不動産に興味がわきました。以前、実家を賃貸に出したこともあり...

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以前、実家を賃貸に出していてサラリーマン大家さんをしていたことがあります。

なんといっても毎月決められた日に家賃収入がある有難さ。

入居者さんがとてもいい人で、振込日が祝日などで1日入金が遅れるときなど律儀にLINEで連絡をしてくれるような方でした。

そのコミュニケーションが嫌ではなかったので、「大家さん業って悪くはないな」と思いました。

実は次男が大学生の時に入居していたマンションの大家さんはとても面倒見の良い男性で、ご飯を食べに連れていってくれるなど、何かと気にかけてくれていました。

不動産投資というと冷たい感じがしますが「大家さん」というとなんだか人間味があふれていい感じだと思っています。

残念ながら、実家は売ってしまって、大家さん業は数か月で廃業しましたが、すごく興味のある職業だと思っていました。

あれから5年の月日が流れ、サラリーマンもやめてフリーランスで働いています。

安定した収入が見込めないからこそ「お金」のことについては興味が高まりました。

銀行にいくら預けていても、今の金利ではほとんど増えることはありません。

自分も働けるだけ働きますが「お金」にも働いてもらいたいと思うようになったのです。

2020年に入ってすぐ、つみたてNISAや米国ETFや個別株で投資を始めました。

我流でやったら失敗する確率は高いので、本や実績のある人から学びつつ投資しています。

私も来年60歳になり、いよいよ老後が身近に迫ってきています。

株式投資の運用益が年金の足しになればと思っていますが、最近の株式市場はあんまりよろしくはありません。

そこで、毎月安定的に収益を得る方法として投資用不動産に興味を持ちました。

インフレが起こった場合、お金の価値は下がっていきます。

でも、不動産関係は逆で価値は上がっていくと言われています。

なので、投資用の物件を買って家賃収入を得たいと思っていました。

そんなことを、知り合いの不動産営業マンと幾度となく話をする機会があり、たまたま良い物件が出たタイミングで連絡がありあました。

不動産投資というと、銀行からお金を借りてアパート一棟買いするような大きな投資を想像しがちですが、

私の場合は郊外の小さな戸建て1軒です。

まずは練習からと思い、自分がキャッシュで買えるもので、既に借主さんがいるオーナーチェンジ物件に。

私が実家を売ったときの逆バージョンです。

投資を始めるにあたり、借金を背負ってやることは今の自分には荷が重すぎるので、小さな投資で堅実に増やしていくことを目指していて、決して無理をしないようにしています。

8月は59歳の誕生日です。

そろそろ「ねん金定期便」のお知らせが届けられる頃です。

年金をいつからもらって、足りない分はいくらで、それをどこから調達するのかを考えるきっかけになると思って、毎年じっくり見て考える時間を作っています。

今年は50代最後の誕生日。

自分へのプレゼントが古家とは...。

なんだかおもしろくなってきました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん


「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方(KADOKAWA)』『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流


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『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』

(中道あん/KADOKAWA)

15年前の私は、今がこんなに輝いているなんて、想像すらしていなかった。「家族のための私」から、「私のための私」に! Ameba公式トップブロガーによる40代からの人生を新しく構築する 「女性版ライフシフト」のバイブル。


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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。


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