「お母さんの口から舌が出たままです!」早朝4時、施設からの緊急電話の結末は・・・?/中道あん

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前回の記事:クーラー冷えの対策に「温活」はじめました

母が有料老人ホームに入所して何年目であろうか?

入居者がほとんどいない開業間もない頃に、ショートスティを繰り返し利用したのち、入所した母。きっかけは一人で留守番をさせていて、何度か倒れ救急搬送されることが続いたため。その原因となるものが飲酒であったり市販薬の過剰摂取であったりで、結局わが家では「これ以上の面倒は見られない」となって老人ホーム入居を検討したのです。

母は断固施設入居を拒否して、ケアマネジャーさんを巻き込んで大騒動。度重なる母の言動に堪忍袋の緒が切れ、私が「親子の縁を切る」と宣言したことで、最終的に母が折れたのです。

それほど嫌がっていた施設ですが、今は我が家のよう。限られた自由の中で穏やかに暮らしていました。

ですが、最近、施設職員に対しての問題行動が頻回になってきたのです。

そして、施設長から「このまま続くようでしたら他の施設に転所していただくことになります」と言われてしまいました。要するに、うちではお手上げ、出て行ってということですね。やっぱりね、そりゃそうだ。きっかけは......。

ある日のこと、まだ夜も明けぬ午前4時。施設の当直職員からの電話で起こされました。寝ぼけながら聞くと、母が呼びかけにも応じず、口から舌が出たままになっていると、とても心配した様子。「どうしたらいいか」という相談でした。

これはきっとわざとだと思い、職員にお願し、母の耳元へ電話を回してもらいました。「何してるん? そんなことしてたら救急車で病院いきやで」。「へ?」と返事がありました。私の声を聞いたのがきっかけで意識が戻る。そんな馬鹿なことはありません。完全な心因反応からくる、演技。駄々をこねるとでもいいましょうか。この前日に自分の思いが通じず嫌なことがあったようなのです。

母は昔から、自分の思い通りにならない、または心配ごとが出来ると、癇癪を起すか、具合が悪くなり救急病院へそのまま入院するような、そういう生活をうん十年続けてきたのです。

それが施設生活でも起き始めました。

きっかけは何かしら気になること、些細なこと。でも、それが自分で納得できないと、真夜中にナースコールを押しまくり、当直職員を寝かせない。救急車を呼んで欲しいと訴える。が、どこも悪くないので救急車は呼べない。

──そのやりとりが一晩中続くのです。

最初は優しそうな何でも聞いてくれる職員をターゲットにしていて、我儘を言い放題でした。今は、職員を選ばずナースコールを押しまくる。言うことを聞いてくれなければ、怒鳴る、暴言を吐くそうです。これが4日間も続いたそうです。いくら仕事とはいえそれでは肉体的に精神的にも参ってしまいます。母が痴呆症でしたら対応の方法もあるのですが、記憶力抜群、かなり悪知恵を働かして手が負えないそうです。

ええ、とても分かりますとも。

原因は精神的なもの。それで、精神科で入院してみてはと打診されました。直ぐにかかりつけのメンタルクリニックで相談すると、お薬を増やして様子をみることに。精神科だってそんなことで入院させるはずがありません。

先生は薬の過剰摂取を避けるため時間をかけて減らしていき、今は本当に少ない量で足りるようにしてくれたので、深く感謝をしています。なんだか今までの苦労が一瞬で泡と消えた感じです。たくさん薬を飲むと意識レベルはきっと落ちるので、夜は眠ってしまうと思います。このまま大人しくなってくれればいいのですが。

ついに追い出される日がきたのか。確定ではないですが、あの母がこのままで終わるはずがない。わが家のように居心地がいい場所を、またしても自らが原因で手放しちゃうのかと思うと残念でなりません。はたして、あの母を引き受けてくれる施設はあるのだろうか。

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中道あん


「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。結婚22年で夫と別居。自立した人生を送るため正社員として働いていたが、2019年2月「好きなことを仕事に」とフリーランスに転身。えいっと行動力を発揮して夢を叶える女性をつくるEitonessを提唱、ブログ講座やコミュニティの運営を 行っている。現在、社会人の長男、長女と同居。要介護2の実母は3年半同居生活の後有料老人ホームにて暮らしている。

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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コメント一覧

ご苦労様です。 私にも同じようなクセを持つ親がおります。 何度も死んでくれないかなと思いました。精神のおかしい親は子供の人生を壊します。 早めに逃げて下さい。
ご苦労、お察しします。 私は少し前まで介護職をしていました。 有料老人ホームでした。 様々な利用者の方がいました。 こちらが暴力を受ける場面もあったし、コール攻めを繰り返す利用者さんもいました。 何をしても叫びまくる利用者さんもいました。 その叫び声だけを聞いたら、まるで我々が虐待をしているみたいな方でした。 また私自身もアルツハイマー型の認知症の母を実家に通う形で長年 介護をし、一昨年の秋に見送りました。 認知症の進行と共に母の寄行・奇言にも悩まされ、精神科の受診が必要になりました。 私の母の場合は認知症でしたが、頭がクリアーな利用者の方の「演技」と言うのもわかります。 ご家族のご苦労も察するにあまりあり…また施設のスタッフの苦労も、目に見えるようです。
私もグループホームで介護員として働いて居ます❗グループなのに特養にと思う利用者様も沢山居て、まるで老老介護の ような毎日ですが反面、人生の先輩ですが可愛いと思う日々です。なるべく親身になって寄り添いたいと考えて居ます❗本当に我が儘な方も居ますが、なるべく寄り添う毎日が努力ですね
素晴らしいお考えです。 介護の辛さと向き合うよりも、人生の先輩の良い所を見つける。 これ以外無いですね。
家族に認知症の方が居ると本当に大変ですよね。私も介護士してますが暴言、暴力、セクハラなど日常茶飯事です。時々、我慢の糸が切れそうになる時もありますが何とか持ちこたえてます。知力、体力、忍耐力を必要とする仕事なので中高年になるとある意味、自分 との戦いです。あと数年で定年になりますが定年後も介護の仕事することは考えておりません。私は早くに両親を亡くし若い頃は本当に悲しかったものですが今、考えると子供孝行してくれたのかなと思うことも、しばしばあります。誰もが歳を取りますが出来るだけ人様には迷惑を掛けないで生きていけたらと思う日々です。
10日前に施設に入所したばかりの母の妄想・暴言に手を焼いて職員さんから先程電話が来たばかりで、まるで他人事とは思えません。 この先が不安でしかたありません。
介護職員は奴隷ではない。 家族でもない。 【他人】だという事を、要介護者本人にもそのご家族にもよーく分かってて欲しいですよね。 赤の他人にさんざん世話をしてもらっておきながら【これが貴方型達の仕事。お金もらってんだから当たり前でしょ】みたいな態度を取られると、放り出したくなります。 介護職経験者としては、主さんのように職員の身になって理解を示してくださるご家族だと、僅かながら気持ちが救われます。
60代の夫が 老健にお世話になっております。 本当に感謝でいっぱいです。自宅で介護は無理だと 施設スタッフに言っていただき 心底甘えさせて頂いております。 一昨年 義父を見送り 同居の義母もあちこち弱くなり 実母も転んで大怪我をし 脳の萎縮も始まり心配な状況です。 コロナ禍 高次脳機能障害がある夫に面会も出来ず 辛い日々を送っているだろうと思うと 本当に 可哀想に思い 何もしてあげられない事が 夫にも申し訳ないと思っています。 と、それ以上に 施設のスタッフに 感謝の気持ちをどうやって伝えたら良いかを子供達と話しています。 今日 私と子供達が元気に ご飯を食べてお仕事も出来るのは 施設 病院 諸々に関わって頂いている皆様のお陰だと 心から感謝しております。 多分 患者家族 施設利用者家族は皆んな そう思っていると思います
60代の夫が 老健にお世話になっております。 本当に感謝でいっぱいです。自宅で介護は無理だと 施設スタッフに言っていただき 心底甘えさせて頂いております。 一昨年 義父を見送り 同居の義母もあちこち弱くなり 実母も転んで大怪我をし 脳の萎縮も始まり心配な状況です。 コロナ禍 高次脳機能障害がある夫に面会も出来ず 辛い日々を送っているだろうと思うと 本当に 可哀想に思い 何もしてあげられない事が 夫にも申し訳ないと思っています。 と、それ以上に 施設のスタッフに 感謝の気持ちをどうやって伝えたら良いかを子供達と話しています。 今日 私と子供達が元気に ご飯を食べてお仕事も出来るのは 施設 病院 諸々に関わって頂いている皆様のお陰だと 心から感謝しております。 多分 患者家族 施設利用者家族は皆んな そう思っていると思います

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