老後を安心して過ごしたい! 投資して増えた資産はいつ売るのが正解なのか/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】長期間かけて富裕層になった私が考える「投資の素人ほどしないほうがいいこと」とは?/斗比主閲子

【最初から読む】現在「富裕層」の私がいかにして危険な姑との二世帯住宅に住むことを決めたか/斗比主閲子

老後を安心して過ごしたい! 投資して増えた資産はいつ売るのが正解なのか/斗比主閲子 pixta_81036086_S.jpg

前回は、「株価は毎日チェックする必要はない。むしろ、高いときに買って、安いときに売って、どんどん資産が目減りするので、素人こそ株価をチェックしないほうが良いのでは?」という内容の記事を書きました。

これまでの私の記事を読んでいただいた方はお分かりのとおり、私は株式投資を長い間かけてずーっとし続けて、一切売らずに資産を積み上げてきて、富裕層になりました。

そんな私からすると、株を毎日売ったり買ったり取引することはないので、株価はチェックしないし、チェックする必要はないと思っています。

では、投資をし続けて、私みたいに資産が積み上がったとして、その積み上がった投資資産はいつ売ればいいのでしょうか。

仕事を辞めて退職金が入ってくるタイミングでしょうか、何かまとまったお金が必要になるタイミングでしょうか。

色んな考え方がありますが、私が友達から「投資した資産が増えたとしていつ売るのが正解なの?」と質問されたら、「定期収入がなくなってから、少しずつ売ってくつもりだよ。あと、老後に備えて少しずつリスクが低い資産を増やしていくつもり」と答えます。

少し詳しく書きます。

あまり投資に馴染みがない人からすると、投資して増やした資産は増えた時点ですぐに売却しないといけないと思ってはいないでしょうか。

何しろせっかく増えた資産ですもんね。

いつ減っちゃうか分からないから、下がる前に全部売ってしまって現金化するほうが安全と考えるのはおかしなことではありません。

私の場合は、いつが売り時か分からないだろうから、全部一気に売るんじゃなくて、必要な金額だけ少しずつ売っていけばいいと考えています。

買うときと同じ発想です。

いつが買い時か分からないのと同じように、いつが売り時かなんていうのも私には分かりません。

いつ売ればいいか分からないのだったら、一気に売るんじゃなくて、時間をかけて売っていけば、大変な判断をしなくて済みます。

でも、仕事を辞めて定期収入がなくなって、じわじわ株を売っていくとして、あるときに株価が一気に下がったらどうでしょうか。

凄く不安になりますよね。

株価がいつか戻るとしても自分の残りの人生はそれほど長くはないわけで、株価が下がったままだと生活が成り立たない可能性もある。

だから、老後に備えて、リスクが低い資産、つまり値段の上下がそれほど大きくない資産への投資も少しずつ増やすことを私は考えています。

例えば、国債とか、大きな企業が発行する社債とかですね。

いわゆる債権投資というものです。

株式投資と違って、国債や大企業の社債というのは上がった、下がったの値動きが大人しいです。

値動きが大人しいということは投資によって得られる利益も少ないので、なんやかんやで働けるうちは、私は株式投資だけすればいいと考えています。

年を取って、まもなく仕事を辞めるなんていうのが見えてきたら、少しずつ値動きの少ない、安定した資産への投資を増やしていきます。

そうすることで、定期収入がなくなった後でも、投資した資産がそんなに大きく変化しなくなり、資産を一気に現金化しなくても安心した生活を送れると考えています。

少し難しかったですかね。

私もこの手のことを1時間、2時間で考えるようになったわけではなく、ここ十数年投資をしていて、色々考えながら整理してきたことです。

皆さんも時間をかけて投資をしていく中で、いつ売るのか、どうやって老後に安心した気持ちで資産を維持していくのかというのを考えてみられるといいのではないでしょうか。

今日はこんなところです。ではでは!!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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