長期間かけて富裕層になった私が考える「投資の素人ほどしないほうがいいこと」とは?/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】コツコツ投資し続けて十数年。富裕層になった私が「短期間で稼ぐ方法」を聞かれたら?/斗比主閲子

【最初から読む】現在「富裕層」の私がいかにして危険な姑との二世帯住宅に住むことを決めたか/斗比主閲子

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前回は、「株価が下がって不安!」という人向けの記事を書きました。

ざっくり言うと、

・長い期間で見れば経済成長に合わせて株価は全体として上がっていくもの

・株価が下がった=安く買えるということ!

・あまりに不安なら投資をする金額を減らそう

という内容でした。

私みたいにもう十数年ずっと株式投資をしている人間からすると、ちょっと株価が下がってもほとんど気になりません。

でも、私も投資をし始めた時には、上がった下がったがとても気になっていました。

まだ投資をし始めた人が株価が下がったことに敏感になるのは当然のことだと思います。

今日は関連して、私が友達から、「株式投資をするなら毎日株価をチェックしないといけないの?」という質問をされたときに私がどう答えているかを紹介します。

毎日のように、日経平均とか、ニューヨーク・ダウ株式指数が上がった下がったというニュースがされていますから、ニュースがされている以上、気になってしまうのが人の常ですよね。

今回も結論から書くと、「私はほとんど株価はチェックしないし、チェックする必要もないと思うよ」というのが答えになります。

前の記事を読まれた方は、どうして私が株価をチェックしないし、する必要もないと思っているかはおおよそ察しがつくんじゃないでしょうか。

私が毎日株価をチェックする必要がないと思っているのは、毎日株を売り買いするということがないからです。

分かりやすく例にします。

皆さん、自分が長い間住む目的で家を購入したとして、その家が中古でいくらで売れるかを毎日チェックするでしょうか。

人によっては気になって気になって眠れない人はいるかもしれませんが、多くの人は、長い間住む目的で買ったのだから、いくらで売れるかは気にしていないのではないでしょうか。

値段のことを考えるにしても、家族構成に変化があったとか、他に住んでみたい場所ができたとか、10年とか20年ぐらい経ってからだと思います。

私にとっての株式投資はこれと似たようなものです。

短期間で売ったり買ったりするのならまだしも、私の場合は買った株式は継続して保有し続けるのを基本としています。

専門用語でいうと、バイアンドホールドというやつです。

バイは購入する、ホールドは持ち続けるということです。

私は、長い時間をかけて、それこそ、10年~20年かけて株式投資をしています。

売るタイミングも10年~20年、下手をするともっと時間が経ってからと考えています。

しばらく経ってから売ることを考えているので、今、株価が上がった下がったというのを気にしてもしょうがないんですよね。

だから、景気の先行指標とか、仕事の関係とかで株価をチェックすることはあっても、個人の資産運用という観点ではほとんど意識することはありません。

「でも、株価を毎日チェックしていないとすごく下がったときにどうしようもなくなるのでは?」と思う人はいるでしょう。

私としては、「すごく下がった」というのに狼狽してすぐに株を売ってしまう人がたくさん知っているので、むしろ、投資の素人ほど株価はチェックしないほうがいいのではないかと考えています。

専門用語でいうところの狼狽売りというやつですね。

株価の急な値動きが気になって狼狽して売ってしまうというもの。

「うわー、下がった! 怖い!!」と思って売ってしまい、「あ、上がっている! 投資したほうがいいかも?」と思って買っていたら、いつまで経っても資産形成はできません。

経済成長をする限りは株価というのは基本的に右肩上がりで成長していくものです。

一時的に一気に下がっても、経済全体に大きな問題がなければ、株価は自然と戻ってきます。

そんなわけで、長い時間をかけて資産を形成していくためにも、私は投資の素人であればあるほど株価を気にしないほうがいいんじゃないかなと思っています。

今日はこんなところです。ではでは!!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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