<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女
年齢:45
プロフィール:小学校から高校生の3人の子どもの母親、主婦です。
サッカー部に所属する息子は、2020年春に中学に入学しましたが、コロナ禍で1年間はほぼ活動ができず、2年生になってやっと活動が始まりました。
部活動は子どもだけではなく保護者会があります。
大会の準備や送迎、イベントの手伝いなどが保護者会の役割です。
保護者会には会長、副会長、会計の三役があり、2年生の親が保護者会の三役を担うことになります。
本来であれば1年生の1年間で、部活動の1年の流れを把握できるはずですが、私たち2年生の保護者はほとんど何も分からない状態で、初めて顔を合わせた日に役員を決めなければなりませんでした。
私の息子は中学までサッカー経験のない初心者です。
私もサッカーの知識が乏しく、役員を引き受けるのは不安だなぁと思っていたところ、小学校の頃からお子さんがクラブチームに通っている保護者の方3名が進んで役員の仕事を引き受けてくれました。
特に会長を引き受けて下さったAさんは、上のお子さんも同じ部活動に所属していたそうで、学校の部活動の活動についてもなんでも分かるから任せてね、と言ってくれたのでほっとしました。
仕事は保護者たちで分担して行いますが、学校との連絡役は会長さんです。
上のお子さんの経験があり、学校の行事にも詳しいであろうAさんはとても頼もしく適役だと思いました。
役員決めをした日に保護者間でグループラインを作成し、そこで連絡を取り合うことに。
しかし、いざ活動が始まってみると、Aさんがなかなか連絡を回してくれず困ったことになるのです。
夏、3年生の引退試合があり、保護者会からも3年生への贈り物をするのが毎年の慣例となっていたようです。
しかし、その試合当日までAさん以外の保護者はそれが引退試合であったことも知らず、もちろん贈り物の用意もできませんでした。
毎年の慣例では、2年生の保護者が写真を選別したDVDを作成し、花束と一緒にプレゼントしていたようです。
当日、顧問の先生からそのお話を聞いて、保護者一同大慌てです。
Aさんが経験者だからといってAさんにすっかりお任せしていた私たちも悪いんだ、と思ったのですが、そのときのAさんの振る舞いを見てモヤモヤしてしまいました。
謝罪も何もなく、「今から試合の間に会計さんがお花を買って来ればいい。写真はいらないと判断した」とあっさり言ったのです。
忘れてしまっていたのかと思ったのですが、そういうわけではないようです。
「保護者の負担になるような活動には賛同できないので、今年からDVD作成はしないことにしました」と言うのです。
それならそうで相談してくれれば...と思ったのですが、何もしていない私は何も言うことができませんでした。
一生懸命頑張った3年生に申し訳ないし、2年生の我が子たちにも本当に申し訳ない思いです。
こんなことなら、サッカー初心者だからと遠慮せず役員を引き受ければよかった!
モヤモヤしながら過ごしています。
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