これは今から約10年程前、脱サラして居酒屋を始めた大将とその妻である女将に起こった出来事です。
現在の私はパートをしながら近くに住む孫たちに囲まれて平穏な日々を送っております。
前回の記事:浮気相手への甘〜いおやすみメールにゾッ! 震えながら証拠を撮影したが、旦那の反応は?/オキガネ
浮気に気付いてから約一週間後、 私は長い長い手紙を書いて旦那に渡すことにしました。
枚数にして5~6枚以上はあったかと思います。
手紙はわかりやすいように旦那の部屋の机の上に置いておきました。
その手紙の内容はと言うと、あの日からずっと私が仕事以外で殆んど口をきかない位不機嫌である意味はわかっているだろうということ、貴方の携帯電話を見たので浮気しているのは知っていること等です。
面倒臭いことが苦手で長い手紙などを読まない旦那であることは重々承知していましたが、流石に今回はちゃんと読むだろうと思っていました。
ところが手紙を置いた次の日。
旦那は開店準備中や仕事中に何も言って来なかったのです。
この後閉店してから何か言ってくるかな?
期待しましたが、それでも旦那から何か言ってくることはありませんでした。
置き手紙に気付かなかった?
いや、それは考えられない。
ではやはり旦那は面倒臭がって手紙を読まなかったのかも?
そんな調子で旦那は私から不倫についての手紙を貰ってから一週間知らんぷりを決め込みました。
一緒に仕事をしているにも関わらずにですよ?
一週間後、流石に業を煮やした私が、
「手紙は読んでくれた? 何か言うことは無いの?」
この一週間何の反応もない旦那に落胆した私が捨て台詞を言って帰ろうとしたその時でした。
何かを決心したような動きで突然旦那が出口を塞ぐような体勢で手を広げて私の行く手を遮りました。
次の瞬間、旦那は土下座していました。
すまなかった、遊びだった、もうしない。
確かそのような言葉を発しました。
でも良く良く見ると頭を床に擦り着けるような深い土下座ではなく、ただ座って床に軽く手を着けているような到底土下座とは呼びがたいものでしたが(笑)
これが土下座??
え? えええつっ!?
これが土下座ぁ!?
適当な感じの旦那の軽~い土下座に驚くばかりの私でした。
旦那の土下座は.........土下座と言っていいものか(笑)......立て膝状態で両手は床に着くか着かないかというスレスレの状態で謝っているというものでした。
良くテレビ等で見る、正座して手と頭を床につけているあの正式(笑)な土下座ではありません。
後からわかったことですが、この時の旦那は本気で私に謝るつもりなんて端から無かったんだと知りました。
それでも......それでもですよ。
その時はまぁ一応謝ったのだし、私自身も決して良い妻であると断言出来る自信は無かったので、もう2度と浮気はしないという条件で旦那の過ちを赦すことにしました。
けれど、これが私の甘さだと思い知らされたのはまだそれから幾日も経たない日のことでした。
【まとめ読み】旦那がゲスを極めた!? オキガネさん記事リスト
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。