こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
前回は、節約の方法として携帯電話と電気の契約を見直すことをお勧めしました。
前回の記事:節約の道は固定費の削減から。我が家は携帯電話・電気代を見直しました/斗比主閲子
携帯電話は大手キャリアも格安プランを提供し始めていますから、絶対に削減を検討してみてください。
ただ、携帯電話と電気の契約を見直しても数千円~1万円/月ぐらいの節約にしかならないんですよね。
大きな金額ですが、月の支出は10万円以上かかっている人が多い中で、これだけじゃまだまだ貯金は増えません。
では、どうすれば数万円以上の節約ができるでしょうか。
携帯・電気以外だと保険の契約の見直しもお勧めできますが、数万円以上の節約をしたいなら根本的に生活レベルを見直すことになります。
生活レベルというと、どんな食生活をして、どんな衣服を着て、どこで髪を切って、どんな趣味をするかという、衣食住+娯楽の水準のことです。
食生活の面では外食の割合が高ければ、それがファーストフードやファミレスであろうとも自炊よりもお金はかかりがちです。
自分で料理をしていても、食材が高いものを使えば食費は普通に高くなります。
服は買い換える頻度と、どの店で買うかです。
化粧品も同じですね。
有名ブランドのものを季節ごとに買っていればお金がいくらあっても足りません。
美容室だってカット1000円代のところから1万円ぐらいまでかなり幅があります。
友達とちょっとお茶をするのも小洒落たカフェとチェーン店とでは出ていくお金は毎回1000円単位で違ってきたりするものです。
このように、「塵も積もれば山となる」という言葉の通り、衣食住+娯楽で、少しずつ良い水準の物・サービスを購入していれば、一つ一つは大したことがなくても、月々数万円~数十万円ぐらいの支出の差が出てきます。
ですから、本当に大きな金額の節約をしたいなら、節約しても生活レベルがそんなに変わらない携帯や電気だけではなく、生活レベルを下げることが必要になってくるわけですね。
ただ、生活レベルを落とすのって凄く大変です。
「生活レベルを上げるのは簡単、下げるのは大変」という言葉を聞いたことがないでしょうか。
働き始めて給与が上がったら、それに合わせて生活レベルを上げ続けてきた人はいるでしょう。
コツコツと豊かになっていくのは気持ちのいいものですし、楽になれちゃうと苦労するのが嫌になるんですよね。
ちょっとの距離でもタクシーに乗っていれば歩くのは億劫になります。
服だってセールを待たなくても好きなときに好きなものを買えたほうが絶対に気分が上がります。
国産の肉・野菜を選ぶほうが、海外産より安心だと思う人はいるでしょう。
生活レベルを下げるというのは、これまでの自分が作ってきた安心・安全・快適な環境を壊すような感じになっちゃうんですよね。
だから、難しい。
ただ、生活レベルが絶対に下げられないというわけではありません。
お勧めの方法は全部一気に支出を減らすのではなく、自分にとって大切でないものから一つずつ手を付けていくことです。
コロナ禍で飲み会や外食が減った人は多くいらっしゃいますよね?
当然、娯楽費や外食費は減っているでしょうが、それがどれだけ苦しいものだったでしょうか。
実はそんなにお金をかけて他人との接点がなくてもやっていけると気付いた人もいるかと思います。
髪や衣服もコスメも同じです。
在宅の時間が増えて、見た目にかける費用が大きく減ったのではないでしょうか。
もちろん、中には友達との付き合いはやっぱりお金を使ったほうが楽しいという人はいるでしょうし、在宅でも見た目を大切にしている人もいるはずです。
私が言いたいのは、実は衣食住+娯楽で、そんなにお金をかけなくてもそれなりに満足できるものがあるんじゃないかということです。
「これに毎月数千円出して私はどれだけハッピーになれているんだろう」と支出項目を一つずつチェックしてみてください。
全部を削ろうとすると惨めな気持ちになるかもしれませんが、要らないと思うものを毎月少しずつ見直すだけなら、負担感はかなり減ります。
本当は思い切って住居費を削減するのがもっとも貯金できるんですけどね。
住む場所を変えるのは交友関係にも絡んでもっとも抵抗があるところなので、最後との砦として考えるといいと思います。
引っ越しはストレスにもなりますしね。
今日はこんなところです。
「千里の道も一歩から」です。
お金を貯めたい人はぜひ生活レベルを見直してみてください!
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