こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層（※）です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯（野村総研定義）
前回の記事：自販機の飲み物さえ贅沢だと思ってた超倹約家な私がアラフォーで富裕層になれたワケ／斗比主閲子
前回は私がどんな風に投資をしてきたかを書きました。
読んでみて、「私も投資をしてみようか」と思った人がいるかもしれない一方で、「投資をしようにも元手のお金があまりない......」という人もいたかもしれません。
ということで、今日は無理なくお金を貯める方法を紹介します。
結論から言うと、お金を貯めたければ、自分がどれだけ収入があるか、どれだけ支出をしているかを記録に残すのがおすすめです。
皆さんは、レコーディング・ダイエットという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
一日にどのような食事をしたか、その食事のカロリーはどれくらいかを記録するというダイエット方法です。
「単にどういう風な食事をしたか記録をしても体重は変わらないのでは？」と思うかもしれませんが、実際にやってみると結構効果が出るんですよね。
人間の一日の消費カロリーは性別・年齢・体重・筋肉量で大体決まります。
体重を落としたいのなら、一日の摂取カロリーを消費カロリーより少なくすれば、自動的に痩せられます。
簡単な計算です。
でも、自分の一日の消費カロリーがどれくらいかとか、どんな食事でどれくらいカロリーを摂取しているかを把握している人は意外と少ないんですよね。
今まで数字では確認していなかった、目の前のチョコレートやドレッシングが1gでどれくらいのカロリーかを知ると、「そんなカロリーがあるなら食べる量を減らそう」という意識が芽生えてくるものです。
そして、記録に残せば自分の努力も見えやすいですから、目標に向かって食事の量を何ヶ月にも渡って少しずつ減らすことが、何も目標がないときよりも少しだけ楽に続けられます。
これがレコーディング・ダイエットの原理です。
同じことが貯金でも言えます。
貯金をしたければ、収入より支出を減らせばいいわけです。
簡単な計算です。
自分が月にいくらの収入を得ているかは給与明細や銀行の振込明細を見れば分かりますよね。
でも、自分が月に、年にどのようなことにお金を使っているかを把握している人はどれだけいらっしゃるでしょうか。
三ヶ月に一回６千円の美容室は記憶にあるかもしれませんが、ネットショッピングでどれだけ服を買っているかは自分では正確には分かっていないものです。
外食の頻度はどれだけ把握しているでしょうか。
貯金をするといってもダイエットと同様にいきなり貯金額を増やせる（体重を減らせる）なんてことはできません。
ダイエットでリバウンドがあるように、無理な節約をすると「これだけ貯められるんだから少しぐらい使っていいだろう」とついついお金を使ってしまいがちです。
というわけで、投資をするにせよ、大きな買い物をするにせよ、それなりの金額の貯金を達成したければ、収入だけではなく毎月・毎年の支出を把握して、少しずつ使うお金を減らしていくことが必要になります。
支出を把握する方法は家計簿があります。
家計簿を付けられる人はぜひそのまま続けられるといいですが、私は20数年前に何度も挫折してから、家計簿を付けたことはありません。
レシートを貼るだけで支出の内訳を計算するのに苦労して、いつも3ヶ月ぐらいで挫折していました。
私の収支の管理方法は、オンラインサービスです。
自分のクレジットカードや銀行口座を連携することで、ここ５年はストレスなく、収支の管理ができています。
どのサービスがいいかは色々あるので、ぜひ使い勝手が良いものを選んでください。
この種のサービスの良いところは、自分が努力をしなくても自動的に支出がデータで把握され、AIで何の用途かを勝手に分類してくれるところです。
せいぜい、使途不明と判定されたいくつかの支出を直すだけで、月の家計簿が5分もかからずに作成できます。
1年ぐらい支出の傾向を見ていると、自分が何にどれだけ使っているかがおおよそ分かってきます。
ただ、眺めているだけでも「この支出はなくてもよかったかな」という気持ちになりますし、「服は今十分あるから買わなくてもいいか」という節約の方向性も見えてきます。
ついでに投資資産も同じサービスに登録すると、毎日・毎月・毎年でじわざいわと自分の資産が増えているのをほくそ笑みながら楽しむことができます。
というわけで、貯金をしたい人は収支の把握から始めるのがおすすめですよ！
ではでは！！
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