こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
前回の記事:離婚しても困らないよう投資をしていたら富裕層になっていました/斗比主閲子
前回は、離婚時に面倒なことにならないよう住宅ローンを背負わなかったこと、二世帯住宅に住むことで生活費が浮いた分を投資に回していたことを紹介しました。
今回も引き続き生臭いお金の話として、私の投資歴について書いてみます。
みなさん、他人の家庭のお金事情は興味津々でしょうけど、なかなか聞く機会はないですよね。
たとえ親でも兄弟姉妹でも、「いくらぐらい財産を持っているの?」なんて聞きにくい人が多いでしょうし、他人であればなおさらです。
ちなみに、私は遺産相続のことを考えて、親の資産がどれくらいかは事前に確認しました。
父は子どもにお金の話をするのが嫌なようで抵抗をしていましたが、母と一緒に「あとで困るのは私たちなんだから、はっきりしておこうよ!」と説得して聞き出しました。
介護でどれくらいお金を使うか、死後に家をどう処理するかというのは親も完全に分かっていなかったので、話しておいてよかったです。
そうそう、それで肝心の投資の話です。
私が投資をし始めた十数年前は今よりももっと投資が身近ではありませんでした。
国の制度としてのiDeCoは全然流行っていませんでしたし、NISAも制度としてはまだできていない頃です。
当時の私は仕事で成し遂げたいことがなくなっていたので、暇潰しに結婚して子どもを持つことを考えていました。
あと、もともと節約志向が強くてお金も貯まっていたんですね。
子どもの頃に親から「うちは貧乏だから」と言われて育ち、私の服も知り合いからのお下がりだったし、塾も最低限で、大学は国立だけみたいなことを言われていたので、気付けば倹約体質になっていました。
自動販売機で飲み物を買うことの抵抗感がなくなったのは30代半ばぐらいになってからです。
今でもハンバーガーチェーンでは単品購入して、飲み物は水をお願いするぐらいです。
ジュースの糖質が嫌というのもあるんですが。
結婚式も自分たちでレストラン会場や式場を押さえて、指輪も宝石卸問屋で買ったぐらいです。
子どもが産まれてすぐにお金がかかるわけでもないので、独身時代の自分のお金もそうだし、パートナーの貯金もこのまま寝かしておくのはもったいないなと考えました。
そこでやり始めたのが、株式投資です。
とはいっても、デイトレーダーみたいに毎日株の取引なんてする余裕はありません。
仕事の熱意がないとはいっても普通にフルタイムで働いていましたし、家事もそうだし、育児もするようになってくると、お金をどう運用するかを考える時間もなくなります。
そんなわけで、十数年前の当時に私はインデックス投資というのをはじめました。
毎月一定額、例えば5万円とか10万円を、上場している企業にバラして購入するというものです。
あまり難しいことは書きませんが、株式投資って要は自分のお金を増やすのが上手な企業にお金を預けて増やしてもらうことですよね。
もちろん、お金を増やすのが得意な企業もあれば下手な企業もあるので、だから、どの企業に投資をするか悩むわけです。
そんなときに複数の、何十、何百もの企業にまとめて投資をする方法がインデックス投資になります。
まとめて投資をするので、どこに投資をするかなんて悩みを持つこともなく、お金が減る可能性はあるけれど、銀行預金よりだいぶ良い利率で増えます。
私はそうやってここ10数年の間、ただひたすら何も考えずに毎月一定額をインデックス投資をし続けたわけです。
企業の良し悪しや景気の善し悪しのことなんて何も考えたことはありません。
預金用口座にお金を移す感覚で、ずーっと投資用の証券口座にお金を入金し続けました。
そんなこんなで気づいたら富裕層になっていました。
「たまたま運がよくてお金が増えただけで、あなたみたいにはなれないんじゃないの?」と思う人がいると思いますが、実はここ十数年で資産が増えたのは私だけではありません。
毎回しつこく注釈で紹介している野村総研が富裕層調査という大変心温まる調査をしているんですけど、それによれば2005年から2019年で、日本人の富裕層は81万世帯から124万世帯に増えました。
2020年と2021年は株式市場は好調なので、きっと今では150万世帯ぐらいに増えていることでしょう。
この間、銀行の預金金利は1%未満でした。
私は特に投資に頭を使ったことはありませんでした。
仕事も家事も育児もあるのに、投資のことも考えている余裕はないですから。
やってきたことは、ただひたすら毎月一定額を愚直に投資し続けただけです。
今日はこんなところです! ではでは!!
【まとめ読み】二世帯住宅在住、富裕層! 斗比主閲子さんの記事リスト
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。