<この体験記を書いた人>
ペンネーム:はおり
性別:女
年齢:58
プロフィール:専業主婦です。子供は3人、上2人は独立、末っ子は大学生。趣味は断捨離と猫と遊ぶこと。
4月で58歳の誕生日を迎えた私。
子どもたちも手が離れて、自分の時間が持てるようになりました。
そこで、新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が多くなったことですし、この際、断捨離をしようと思い立ったのです。
まずは、衣服やカバンを整理することから始めました。
すると、20代に買ったブランド物のバッグがいくつも出てくる出てくる!
当時のことを思い出し恥ずかしいやら、懐かしいやらでした。
私が20代半ばくらいに、日本はいわゆるバブル景気に入っていました。
私は観光業界で働き、実家住まいだったので、お給料の大半は自分の好きなように使っていました。
周りは、洋服、バッグなどブランド物を持っている人が多く、私も何も考えずに、ブランド物を買っていました。
本当に自分に似合っているかなど、考えていませんでした。
周りに流されていたと思います。
しかし、ブランド物のバッグを一つ一つ、お給料やボーナスで買っていくのは、楽しみでもありました。
それを持って遊びに行ったり、ショッピングに行くだけでウキウキしたものです。
また、友だちとブランド物の洋服を買いに行くのも楽しみでした。
当時はDCブランドが流行していて、ボディコン(ボディコンシャス)という身体にぴったりした洋服も流行していました。
私は、ボディコンは買いませんでしたが、当時の写真を見ると、肩パッドのあるスーツにブランド物バッグを下げて、いかにもバブリーな感じです。
バブルをネタにしたお笑い芸人の人がいますが、まさにあんな感じ!
当時は本当に何も考えておらず、今振り返ると心底恥ずかしくなります。
ただ、ブランド物のバッグや洋服を買って、友人たちと遊びに行くことしか考えていなかったのです。
バブル期の日本全体が、浮かれた状態だったのでしょう。
やがてバブルは崩壊し、私も結婚して子育てに追われて、ブランド物のバッグを持って出かける機会など、ほぼなくなりました。
あれから数十年経ち、今、目の前にあるブランド物バッグたちを見ていると、さまざまなことが思い出されます。
少しくたびれてはいるものの、まだ使えそうです。
断捨離の前に、長女と次女に要るかどうか聞いてみようと思いました。
すると、2人とも要らないと言うのです。
理由は「今どき、ブランド物のバッグ持つのは、おばさんみたいで恥ずかしい」とのことでした。
現在は、ナチュラル系のファッションが流行しているので、不似合いだというのです。
バブル崩壊から数十年。
ブランド物バッグを処分して、やっと、私のバブル時代も断捨離できそうです。
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