<この体験記を書いた人>
ペンネーム:おこめ
年齢:45
プロフィール:夫・子供2人の4人家族。趣味はポイ活とBTS鑑賞。
私は単発の催事の仕事をしています。
派遣なので、依頼元と私の間には派遣会社のコーディネーターさんが入っています。
以前、私の担当だったコーディネーター(20代後半・女性)に困ったことがありました。
仕事が始まる前には契約書が送られてきて、そこで服装や持ち物などを確認するのが通常の流れです。
ある催事の時、服装の箇所に「黒いシャツかロンT」と書いてありました。
ロンTがOKな職場に行ったことがなかったので、「本当にロンTで大丈夫ですか?」とコーディネーターに確認したのですが「大丈夫だと思います」とのこと。
そこで、催事にロンTで出勤すると、制服として蝶ネクタイと腰エプロンを渡され、1日ロンTに蝶ネクタイ、腰エプロン姿で販売をしました。
とても恥ずかしかったです。
ただ、メーカーの人も催事場の方も笑ってくださったのが救いでした。
このことをコーディネーターに報告すると、「あ、そうだったんですね」と他人事。
そして「ロンTもOKと聞いたんですけど」と自分の非は一切認めません。
もし、本当にロンTと聞いていたとしても、恥をかいた私を少しは労わってほしかったのですがね。
その日から、私はこのコーディネーターの「だと思います」は信じないことにしました。
それからは仕事の依頼が来るたびに、「服装は毎回依頼元に確認してね!」と念押しするようになった私。
これが自分のミスを注意されているように感じたのか、確認するのが面倒なのか、「依頼元に直接聞いていいですよ」と適当な対応をとられるように...。
だんだんとコーディネーターとのコミュニケーションがとりづらくなっていきました。
そして、依頼元と私が直接やり取りをするようになりしばらくたった頃。
毎月同じ依頼元企業(メーカーA)にお世話になっていた私は、次回の催事のシフトについても依頼元企業から直接話されるようになりました。
「来月の催事は新宿でやるけど、5月9日から2週間で入れる日はある?」
そう依頼元企業から相談され、コーディネーターに報告したのですが、非難めいた口調で強めにこう言われました。
「まだ直接依頼がないので、シフトは決まっていません!」
その後の話は聞いてもらえませんでした。
重要な報告なのに、このような対応。
コーディネーターとの関係が決定的にダメになってしまったと感じました。
そんな中、事件が起こったのです。
私は、メーカーAの催事が「10日からの1週間」とメーカーAから聞いていました。
ですが、派遣会社から来たシフトには「11日から」のシフトとなっています。
おかしいなと思い、コーディネーターに連絡すると「確認しますね!」と電話を一方的に切られ、前日になっても連絡なし。
でもメーカーAに連絡したら「10日からだよ! よろしくね!」と言われたので10日に出勤しました。
私は早番です。
そして、恐れていたことが起こりました。
遅番の方が来ないのです。
もしかしたらと思い、メーカーAの方に派遣会社からきたシフトが間違っていたいきさつを話しました。
メーカーAの方は初耳だったそう。
このことにより、コーディネーターが私の「シフト間違っていないか?」という連絡を放置していたことが発覚したのです。
派遣会社に連絡がいき、コーディネーターは真っ青な顔をして売り場に現れました。
初日の催事は大好評で、謝罪に来ても話ができる状態ではないのに。
コーディネーターもエプロンを付けて繁忙時間だけですが自らお手伝いをしていました。
そして、繁忙時間が過ぎると、「ちょっとだけ抜けるね」とメーカーAの方。
コーディネーターを裏に連れていき、しっかりと説教したそうです。
もちろんその後は担当を外され、コーディネーターは催事担当部署からも異動になりました。
後にも先にもこんなポンコツコーディネーターは、この人だけだな...なんてことを思ってしまいました。
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