こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。ここに書いてきた13年間の記録をもとに 今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
前回の記事:朝食、トイレ、身支度で朝から大忙し!デイサービスへ送り出すという大仕事/山田あしゅら
在宅介護生活を送る上でデイサービスなどの通所介護は被介護者の機能保持にはなくてはならないものですが、家族介護者自身のレスパイト(休息・息抜き)の役割もまた重要なポイントです。
実際に私たち家族もデイサービスには大変助けられました。
ただ、そのデイサービスも朝9時前後から夕方5時ごろまでと時間は限られ、夜間、早朝はどうしても家族の世話が必要となります。
これまで 実家の父の葬儀であったり、甥っ子の結婚式であったり、家族総出で長時間出かけなくてはならない場面は幾度とあり、その度、大変な思いをしながらも周りの協力を得て
何とか切り抜けて来ました。
しかしそれから時を経て、義父母の状態はかなり変化しています。
これまでは切り抜けられていたことが次に何かあった場合、果たして同様に上手くいくかどうか?
昼間のみのデイサービスでは対処できない場合、一時的に夜間の『泊まり』も含めて面倒をみてくれる『ショートステイ』の存在は私も既に知っていましたが、義父母ともこれまで利用したことはありませんでした。
長期入所する老人ホームなどと異なり、短期入所のショートステイですが、義母はともかく、義父にとってそんな区別は関係ありません。
介護施設と聞くとたちどころに拒否反応を示す義父のこと。
簡単に受け入れるとは到底思えなかったのです。
それよりなによりせっかく利用にこぎ着けた二人のデイサービスまで拒否されては元の木雨。
そんな懸念から利用を躊躇していたのですが、ケアマネおーさんからも何度となく勧められ
いずれは利用を...と思っていた矢先でした。
私が自身の定期受診に行った折、主治医から驚きの宣告を受けたのです。
実は私、20年ほど前に少し難しい手術を受けたのですが、その再発の兆しが見つかったというのです。
前回は1か月の入院を余儀なくされたこともあり、やむなく家族にその診断内容を伝えると
皆一様に動揺していましたが一番衝撃を受けていたのは
何と義父だったのです。
嫁のこの緊急事態。
わがまま放題の義父もさすがに「これはマズい」と直感したようです。
そこで私が入院することを前提に義母のショートステイ利用を提案すると
素直に従ってくれたのでありました。
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