こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴ったブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
前回の記事:「入院になるかも...」嫁の緊急事態発生! わがまま放題の義父はそのとき.../山田あしゅら
義母のショートステイ利用。
義父の承諾を得ることが出来てやれやれといったところですがすぐに利用が始められるわけではありません。
私たちが住んでいる『わりば市』(仮の地名です。)はそこそこ田舎で、当時はまだ介護施設がそれほど多くはありませんでした。
ショートステイもしかり。
あれこれ選ぶ余地もなく、数か所のうち、家から割と近いところという基準で施設を決めました。
ケアマネおーさんの勧めもあり、まずは義母を連れて見学に行くことに。
見学したのは最近出来たばかりで、ショートステイのほかデイサービス、特別養護老人ホームなどが併設された複合施設でした。
施設の外観はとても立派。
ぱっと見、高齢者施設には見えません。
屋内もショートステイ部分は全室が個室で建物が新しいだけにどこもピカピカ。
それぞれにトイレがついていてベッドが介護ベッドでなかったら普通のホテルの居室のようです。
設備だけをいえば申し分ないのですが、ただ、見て回った印象で少々気になったのはスタッフが少ないことでした。
見学に行ったのが平日だったせいか(ショートステイは日曜、祝日の方が混むようです)
利用者の人数も少なめでしたがそれでも利用者とスタッフの人数がやや見合ってないようで(基準は満たしているのでしょうが)忙しそうに走り回るスタッフの姿が目につきました。
また併設されているはずの特別養護老人ホームの出入り口は灯りがついておらずひっそりとしています。
建ったばかりで人員が確保できてないのかな?と少し違和感を覚えたものの、長期利用する施設でもないことから
と、結局スルー。
しかし、この違和感。
後々になって、色んな形に現れることになっていきます。
さて、見学を済ませた後、利用したいとおーさんに伝えると
すぐに
と電話がかかってきました。
施設数が少ないだけにショートステイはどこも盛況で予約を取るのは早い者勝ち。
特に土日祝日を跨いで取ろうと思ったら2か月前の予約が必要とのことでした。
今回、私の入院(かも知れない)案件がショート利用の発端となりましたが
まだ検査段階で、猶予がある話だったから良かったのです。
介護は終わりが見通せないものですが、先行き不透明なのは被介護者だけではありません。
介護者自身も待ったなしの状況がありうることを考えると先の準備は実に重要である・・・。
この時心からそう思った次第です。
ただし・・・
切羽詰まった時は周りに助けを求めることもまた重要ですけどね。
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