アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。
前回の記事:親戚に見栄を張るため高額品をばらまいていた姑。老後の人生に残るものはなし/かづ
もう姑の介護には協力が出来ないと言い出した夫と舅。
「仕事から帰って来ておふくろの手伝いや、せっかくの休みの日にあれせぇこれせぇと言われたら休めん! 僕は車を運転して仕事してる! 事故でも起こしたらどうしてくれるんや! かづが責任取ってくれるんか! 僕を休ませてくれ! 家に帰って来ても気が休まるところが無い!」
が、夫の言い分。
舅は舅で
「僕は自分の事で精一杯や。お母ちゃんの事まで出来ん」
もうその一点張り。
誰に物を言っているのか、どの口が言うのか。
「そもそも、お義母さんの面倒を私が見る義理がある? おふくろの面倒は見なくていいからいじめられてくれって言ったよね?」
「状況が変わったやないか!!」
夫は即座にそう言った。
「状況が変わったのはそっちだけやん。蓋を開けたらスッカラカンで、お手伝いさんを雇うやら、有料の老人ホームに入るやら、そんなん出来ん状態になってるのなんて、私には関係無いけど? 少なくとも今まで面倒見てきたのは私の善意であって、義務じゃないから!」
「じゃあどうすればええねん!」
「どうすればええって? どうすればええのかは私が言う事でも無いし考える事でもないから。お義父さんとあんたが考える事やから。本来面倒見んでええって言う約束やったのを、今まで善意で面倒見てきたったにもかかわらず、もう自分らは出来ませんて? じゃあ、私も出来ません!」
そう言い切った私は、身の回りの物を持って元住んでいた家に戻ってやった。
戸口から戸口まで2分なので、子供達はさっさと身支度をしてついて来た。
どんな時でも、どんな事があっても私が姑の面倒を見るとでも思っていた夫と舅は、私があっさりと放り出して出て行ったので唖然とした様子だった。
翌日私は直ぐ様、姑を診て貰っていた病院へ行き医者に一部始終の事を説明し、自宅介護は無理だと相談に行った。
医者はその場で「ベッド空いてたよね?」と言い、姑の健康状態が心配と言う事で入院の手はずを取ってくれた。
運が良かったとしか思えないが、姑はしばらく病院で預かってくれることになった。
ただ、医者からはこの入院で更に姑の病状が進むと言ったが、私にとってはどうでもいい事だった。
姑の症状が進む事を心配するのは、本来実子である夫であり、姑の夫である舅がする事だと思った。
夫にしても舅にしても、姑の症状が進む事よりも、自分達がいかに逃げられるかしか頭に無い上に、姑自身も息子や夫が分からない状況で、粗末に扱われる事は理解する事すら出来ない。
後で聞いた話しでは、私が出て行った後、夫は仕事があるからと舅に丸投げし、舅は姑が腹が空いたと言えば食パンを1枚渡し、食べなければ要らないんだと放っておいたらしい。
それでも1~2日が限度だと思ったので、入院はありがたかった。
私が出て行ってから数えて3日後に姑を病院に連れて行き、入院の手続きを済ませた。
その際に医者からは「しばらく入院させて、ご家族で今後の事を相談されたらいい」と言って頂いたが、事務長からは「ご自宅が無理なら、行く先を早々に決めてください。」と言われ、高齢者施設の一覧を渡された。
私はその一覧を夫と舅に渡し、医者と事務長からの話を伝えた。
続く
【次のエピソード】入院している姑の次の行き先は? 「仕事が忙しい」と探そうともしない夫についにブチ切れた!/かづ
【最初から読む】アッシー・メッシー・貢君だった彼が突然父に結婚の挨拶! 夫との馴れ初め/かづ
【まとめ読み】凄絶な嫁イビリに、夫との対立...。かづさんの記事一覧
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。