退職した義父の話相手を嫁の私に押し付けられ...義母の悪意が見せる「憂鬱な未来」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:さんた
性別:女
年齢:45
プロフィール:高校生になる娘がいる45歳専業主婦です。

退職した義父の話相手を嫁の私に押し付けられ...義母の悪意が見せる「憂鬱な未来」 20.jpg

結婚して20年、別居する義両親とは良好な関係を築いてきたつもりでしたが、最近、居心地の悪い思いをしています。

きっかけは、70歳になる義父の退職。

義父は退職するまで仕事一筋で、家庭にはほとんどいない人でした。

退職したら義母と一緒にあちこち旅行に行こうと思っていたようです。

しかし、これまで家庭内のことは何もしてこなかった義父は、旅の目的地などは決めるのですが、具体的なプランを立てるのは全て義母任せ。

旅行の支度なども当たり前のように義母がすることになるので、そのうちに義母は義父の旅行に付き合うことをやめてしまいました。

義母は元々多趣味でお友だちも多く、日中はほぼ家にいないので、義父は一人で家で過ごす日が増えました。

すると、義父は毎日私に電話をかけてくるようになったのです。

多い時は1日に10回以上かかってきます。

電話をしてくるものの、義父はおしゃべりも得意ではないので、結局は私が気を使って子どもの話などをしてなんとかやり過ごしています。

退職するまでの義父はいつも緊張感があり、話しにくい人だと感じていたのですが、この頃はまるで私に甘えるような口調で話すこともあり、とても困惑しました。

ある日、義母にこのことを相談してみると、義母から義父に電話を控えるよう話してくれると言ってくれましたが、義父からの電話がなくなることはありませんでした。

義父からの電話攻撃が始まって1カ月ほど経った頃、義実家へ夫婦で遊びに行く機会があり、久しぶりに義両親と私達夫婦と義理の妹夫婦で食事をしました。

すると、何故か義母の誘導で私が義父の隣の席に座ることに。

仕方がないので義父の隣に座ったのですが、夫や義理の妹夫婦や義母だけで楽しそうに盛り上がっていて、会話に入れない義父の相手が私の役目になっていたのです。

義母は義父のお守りを私に押し付けているんだ、とこの時初めて気づきました。

結局、それ以降も日中の電話の回数が減ることもなく、着信拒否しようか悩みながら電話に付き合っていました。

しかしある日、義母から「お父さんに余計なことを吹き込まないでください。電話はあまりしないでください」というメールが来たのです。

面倒くさがる夫に頼んで義母から詳しい話を聞いてもらったところ、義父がテレビショッピングで買い物をしてしまい、夫婦喧嘩になっているとのこと。

義父は、その買い物は嫁である私に強く勧められて、断りきれずに買ったのだと義母に話しているというのです。

私は義父にそんなことを言ったことはなく、買い物には関わっていないこと、義父からの電話に困っていることを改めて義母に伝えたのですが、疑いの目で見られただけでした。

義母からしてみれば、本当は義父の買い物の真相などどうでもよく、私はうっとおしい義父と仲の良い嫁でしかないのだと悟りました。

あまりにひどいと思い、その日から義父からの電話には一切出るのをやめました。

すると今度は義父からメールで1日に1通、短歌が送られてくるようになりましたが、それも無視しています。

こんなことになる前は、仕事一筋の真面目な義父と多趣味でお友だちも多く明るい義母のことを理想的な夫婦だと思っていました。

長男嫁としていつか義両親のお世話をする日が来ることも受け入れていたのです。

でも今は、その日が来るのが恐ろしいです。

それどころか、いつか夫が退職したら義父のようになってしまうのかと思うと、夫を見る目まで変わってしまいました。

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