<この体験記を書いた人>
ペンネーム:324
性別:女
年齢:37
プロフィール:料理好きの主婦。
2年程前から子どものお迎えで頻繁に顔を合わせるようになり、仲良くしているママ友Aさんがいます。
彼女はもう成人したお子さんもいて、私より10歳年上の47歳で、育児でも大先輩です。
若々しく気さくで、さっぱりした人柄はつきあいやすく、心地よい距離を保ってここまできましたが、最近、少し気になることが出てきました。
私は出産してからというもの、手入れがラクだという理由でずーっとショートカットなのですが、出会った当初のAさんは、セミロングで肩につくくらいの長さでした。
ところがある日のこと、Aさんが私と全く同じ髪型、長さやシルエットもびっくりするくらいよく似たヘアスタイルで現れたのです。
「美容室でうとうとしていて目を覚ましたら、この髪型になっていたの。こんな短いのは嫌だったのに。旦那にも〇〇ちゃん(私のニックネーム)と同じじゃん、て言われたわ」
呆気にとられる私の前で、Aさんは笑いつつしっかり予防線を張るように、「好きでこういう風にしたわけではない」と強調していました。
こちらに有無を言わせず、ことの顛末を明かすマシンガントークが逆に言い訳っぽくて不自然でしたが、その時は「へえ、でもとても似合ってるよ」と言って別れました。
それからも相変わらず毎日お迎えで会う生活が続き、何カ月か経ちました。
以前のボブヘアくらいまで髪が伸びていたAさんが、また同じ感じのショートに切ってきました。
勝手にこんな風にされた、短すぎる、気に入らないと言っていたのは何だったのでしょう。
もともとヘアカラーも似たようなブラウンだった上に、髪型まで同じなのは嫌だな、と思い私はカラーをガラッと変えてみました。
バレイヤージュという方法で細かいメッシュを入れたのです。
新しいカラーリングを見てまた真似をされたら嫌だし、お迎えの時間に外に出るとすごく風が強かったので、その日はダウンジャケットのフードを被っていきました。
先に来ていたAさんは私を見るなり近づいてくると、被っていたフードをいきなり脱がしました。
そして「あれ、カラーしたの? 可愛い!」と。
それから2週間と経たないうちに、Aさんはしれっと素知らぬ顔で全く同じカラーにしてきました。
「『ちょっと~全部一緒じゃん、なんで真似するの?』って冗談ぽく言ってみたら?」
このことを主人に愚痴るとそんなアドバイスをされましたが、さすがにそれはちょっと言えません。
一応年上だし、これからも子ども同士の付き合いは続くし、真似をしていると思われたり、指摘されたりするのが嫌でAさんもいろいろ言い訳しているのでしょうし。
でも、いっそのこと「マネしちゃった!」とはっきりぶっちゃけてくれた方がやりやすいのにな...。
一体どういう心理なのかは全く分かりませんが、こちらはかなりモヤモヤします。
昨日は子どもの習い事は何をしているか、どこに通っているか、月謝はいくらなのかを聞いてきて「うちもそこに行かせようかな」なんて言い出しました。
私はどんなに親しい友人であってもべったりな関係は嫌いです。
出会った当初はプライベートを探ってくることもなく、着かず離れずのとても良い関係だったのに、これからAさんとどんな風に接していけば良いのか考えると気が重くなります。
関連の体験記:「あの名前、良くないんだよー」クラス全員の「姓名判断」をして得意気に批判するママ友...
関連の体験記:確かに公園に近いし、自転車も置けるけど...。我が家がママ友たちの「たまり場」化してしまい...
関連の体験記:「既読にならない方、賛成でいいですね?」LINEが流行り始めたころの「PTAグループトーク」の悲劇
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。