<この体験記を書いた人>
ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:46
プロフィール:ペットのウサギの換毛期は、アレルギー持ちの私には厳しい時期。家族も呆れるほど、掃除に熱が入る毎日です。
私は46歳、一つ年下の夫と、10代の娘との3人暮らしです。
先日、今年も無事に結婚記念日を迎えた私達夫婦。
ちょっとしたご馳走とおいしいお酒で、ささやかにお祝いしました。
娘は成長してからは、結婚記念日には、気を利かせてくれるようになりました。
自分はお友達の家にお泊りに行くから、2人でレストランに行ってきたら? ラブラブしなよ! などと言われるのです。
そのため、ここ数年は、夫と2人で結婚記念日を過ごしていました。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、外食ではなく自宅で3人でお祝いすることに。
結婚記念日には、お互いにカードを書いて贈り合うことにしています。
いつもは言葉にしにくい感謝の気持ちでも、文字にして伝えると、素直に伝えられます。
しかし、今年のカードに書いてあった主人の言葉がちょっと微妙でした。
天然なのかウケ狙いなのか、それとも私の考えすぎなのか。
夫と娘のオーダーで、記念日の食卓は「レストランみたいな洋食」メニューに。
前菜は、新鮮な魚のカルパッチョと根菜のポタージュ。
メインは、ローストビーフに旬の野菜のグリルをきれいに盛り付けます。
デザートにはフルーツのヨーグルトムースで、娘も手伝ってくれました。
プレゼントまでは準備しませんが、食後には、毎年恒例のカードの交換を。
その場で読んでお礼を言い合うのが我が家流です。
おいしい食事に満足して、夫からのカードを開きます。
いつも家の管理や子育て、仕事もありがとう、これからもどうぞよろしく、という言葉が。
うんうん、こちらこそありがとう、と読み進めます。
しかし、今年のカードの最後には、ある言葉が。
「今まで一緒に過ごしてきて、いろんなことがあったけど、僕はよく頑張りました。これからも、頑張りたいです」
うん?
これは、私と過ごすのは大変だったけど、それに夫が頑張って耐えてきたということ?
私、暗にディスられている?
なんだか少し、納得がいかない私。
その場では、夫にカードのお礼を言いましたが、その後、こっそり娘にカードを見せました。
すると、娘は大笑い。
「男の人って、何歳になっても子どもだね! これ、ただのほめてほしいアピールだよ。うちのクラスの男子と同じ」
娘によると、夫は別に私に対して文句があるだけではなく、ただ「僕も頑張ったよ」と言いたいだけなのだとか。
だから、私が責められているとかではないよ、気にしないで、ということでした。
そうなのか、夫と性格が似ている娘がそういうなら、そうなのかもと納得。
でも、言い方って大切ですよね。
しかも、手元に残るカードに書いてある言葉だと、尚更です。
私も、自分の気持ちを伝える時には、気をつけなければ。
この件では、娘が私のこんな相談に乗ってくれるくらい成長していたことにも驚きました。
親子というよりは、まるで娘が私の姉のよう。
今後、娘は私にとって有能なアドバイザーになってくれそうです。
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