<この体験記を書いた人>
ペンネーム:かっちゃん
性別:女
年齢:42
プロフィール:自営業を営む夫(43歳)の実家に嫁入りしてから早十数年。3児の母です。
結婚当初からスタートした夫家族との同居生活。
当初は夫の両親、兄弟、祖父母というフルメンバー。
大家族という慣れない環境に戸惑いながらも、子供達の出産なども経て、なんとか現在に至ります。
2013年に義祖母(82歳)が他界。
2020年末には義祖父(95歳)が亡くなりました。
義弟(39歳)や義妹(35歳)も結婚したので、昨年末から純粋な2世帯となりました。
「嫁」というしがらみから解放された義母とも、より気楽に生活していけるのかなと思い込んでいた私でした。
そんなある日、たまたま寝室の準備(我が家は敷布団なのです)が間に合わず、食器を洗っていた私に代わって夫が準備をしてくれていました。
それを察知した義母(68歳)は「○○くん、お布団ひいてくれて偉いね」と、嫌味にも聞こえることを言ってきました。
いつもであれば、「そうですよね」と受け流すところですが、つい言ってしまいました。
「出来る人がやればいいと思います。偉くはないですよ」
私の小さな抵抗に対して、義母は少し驚いた様子で「仕事してきているのにね」と小さく呟いていました。
そもそも、義母は家事や育児、家のことは女性がするものという、昭和のステレオタイプのような考えの持ち主です。
義父に尽くし、今現在も家事を頑張っていることは尊敬もしています。
けれど、仕事をしているのは私も一緒。
家のことは、家族みんなで協力してやっていきたいし、子どもたちにも、男女関係なく自活できる大人になってほしいと思っています。
蛇足ではありますが、義母が娘たちによくいう「女の子なんだから〇〇」という言い回しも大嫌いです。
時代は令和、家事の分担をしている夫婦は珍しくないはず。
「外で働いてきてくれる男の人に感謝して、家は女が守る」
この感覚は時代錯誤ではないでしょうか? たとえ、専業主婦であったとしても、全て女性が家事をやるべきだとは思いません。
「もちろん、やってもらって当たり前」というような傲慢さは持ちたくありませんし、理想は「お布団ひいてくれて、ありがとう」と日常でも感謝の言葉を発することのできる女性でありたいとも思います。
でも、お義母さんの「偉いね」を思い出すと、なんで布団をひいたくらいで偉いの?
お義母さん、息子はもういい大人なんですよ?
布団くらいひけなくて、どうするんですか?
家事もできない大人に育てたのですか?
結婚して10年以上たって、やっと少し手伝ってくれる程度ですよ? むしろ、ほとんど何もできませんから!
本当は改めてお義母さんに声を大にしていいたいくらいです。
「布団をひいたくらいでは、偉くない!」
でも、家族平和のために、このモヤモヤは私の中に留めておこうと思います。
お義母さんは今さら考え方を改めることはないでしょう。
自分の心の平穏のためには、地道に夫を教育していくしかなさそうです。
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