＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：Nagisa
性別：女
年齢：49
プロフィール：バリキャリで気づいたらアラフィフに。親が心配するので婚活したらあっという間に結婚し、現在主婦2年目です。
2020年年末のある日のことでした。
よく利用しているスーパーで、特定の日に買い物をするとポイント10倍ということを知り、その日が来るのを待って出かけました。
このスーパーのポイントは、現金チャージができる専用のカードを持っていないとつきません。
その日、たっぷり買い物をして長蛇の列に並び、自分の番になったら、チャージ料金が足りないことがわかりました。
クレジットカードは持っていましたが、現金はほとんど所持していません。
足りない分は現金で払わないとポイントがつかないとのこと。
夫はすでに長いこと車で待っていくれているし、後ろにたくさんの人が並んでいるのを見て10倍ポイントを諦め、結構な額をクレジットカードで支払いました。
それなのにポイントはゼロ。
お得デーを狙ってわざわざ買い物に行ったのに、節約を心がけている主婦にとってこんなに腹立たしい状況はありません。
自分に頭がきた私は、しばらく買い物を控えようと思いました。
その時はまだ2021年用の家計簿を用意していなかったのですが、近所の小さな本屋さんで購入することを店主と約束していたので、数日後訪れてみました。
昨年はそのお店で雑誌を購入し、その付録の家計簿を愛用していたのです。
今回も同じ雑誌を買うつもりだったのですが、値段を見るとかなり高額。
前回は気にしていませんでしたが、家計簿だけが目当てなのにそんなに高いものを買いたくありません。
数日前に10倍ポイントをゲットできなかった悔しさもあって、その埋め合わせのためにもっと安いものはないかと探してみました。
すると、同じく雑誌の付録ですが、その半額くらいで買える家計簿をひとつだけ発見しました。
購入を予定していたサイズの半分くらいの大きさで、薄さも三分の一くらいの小さなものです。
いきなりこんなに小さい家計簿にして大丈夫だろうかと、少し店頭で迷いました。
というのも、私は2019年に結婚する間際まで長年海外におり、料理をする必要がなかったために結婚後は要領がつかめず、無駄な買い物をしょっちゅうしていました。
節約は最近になってやっと心がける余裕が出て来たばかりの状態です。
そして、私はいつも家計簿にレシートを貼っているので、こんな小さな家計簿では無理だろうと思ったのです。
ですが、先日の「ポイントゼロ事件」を思い出し、ともかく安い方にと小さな家計簿を手に入れました。
実際に使って見ると、思った通りレシートを貼る場所が狭くて小さくて、頻繁に買い物に行きレシートが増えると、並べて貼るのはとても困難です。
あまり買い物に出かけないようすると、当然一度に購入する量が増え、運ぶのが大変になります。
そのおかげといっては変ですが、無駄なものを買わないよう良く吟味するようになりました。
おかげで出費を抑えることに成功しています。
これも「ポイントゼロ事件」のおかげです。
ちょっと悔しい思いをしましたが、失敗をポジティプな方向に切り替えられたことに満足しています。
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