<この体験記を書いた人>
ペンネーム:おかあ
性別:女
年齢:46
プロフィール:5歳年下の夫と、中学生の息子と小学生の娘との4人で地方暮らしをしている、まだまだ子育て真っ最中の会社員です。
数年前に、実家から車で10分程度の場所にマイホームを構えました。
その際に、何かあった時のためにと思い、両親に新居の合鍵を渡しました。
すると、引っ越しから数日たったある日曜日、家族でリビングにいると玄関からガチャガチャと音がして、何も言わず、いきなり両親が家の中に入って来たのです。
「玄関の鍵開けっ放しにしてたっけ?」
「合鍵で開けて入って来た」
「さすがにピンポン押してよね」
「私たちの頃は、どこの家も鍵なんてかけてなくて、近所の家には自由に出入りしてたものよ」
注意をしても全く反省する様子もありません。
その時から嫌な予感はしていたのですが...。
その後も改める気配はなく、ある時は私が2階の自室で着替えをしていると、いきなり父親が扉を開けました。
「ここにいたのか! 1階の中を探してもいなかったから、見に来たんだ」
父さん、私が着替え中なの見えてます?
別の日には、夜勤明けの夫がリビングで仮眠をとっているところにいきなり両親が入ってきて、そばにあるマッサージチェアを使い始めるなど、いくら身内でもどうかと思う行動が続きました。
私にとっては実の両親なので、まだ我慢出来るのですが、夫は義父母に勝手に出入りされるのは嫌な様子で「両親に何とか言ってくれ」と私が注意を受けるようになりました。
その都度、両親を傷つけないように、言葉を選びながら勝手に入って来ないように注意するのですが、しばらくすると忘れるのか、どうでも良くなるのか、また勝手に入って来るを繰り返しています。
しかも在宅中に勝手に入って来るだけならまだしも、不在の時にも出入りをし、家の中の物を勝手に持ち帰ったりするのです。
先日は私がよく使っているスカーフが見当たらなくなり、職場に忘れてるのかな? などと思っていたら、母が見覚えのある柄のエコバッグを持っていました。
「それ、どうしたの?」
「友達がスカーフで作るエコバッグの作り方を教えてくれるって言うから、ちょうどいいスカーフがあんたの家にあったなと思って。この前取りに来て作ったのよ」
とんでもないことを平然と言い放つ母。
「勝手に家の中に入って、勝手に私物を持って帰って、勝手に違う物に作り替えるってどう? 一言言ってからにしてよ!」
「このエコバッグあげるからいいでしょ」
怒る私に開き直るだと? こんな風にまったく話が通じません。
子供のお弁当用に買っていた冷凍食品を「冷凍庫がパンパンだったから、食べといてあげたわよ」と勝手に持って帰ることもしばしば。
もう、ほとほと困り果てています。
かと言って合鍵を取り上げるのも可哀想な気がしてどうしたら良いか悩んでいます。
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