<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地内に住む独身の自営業。
中学校が一緒だった、心配性(?)な同級生との話です。
彼とは父親同士も同級生で建設業の繋がりもあり、物心ついた頃から家族ぐるみの付き合いです。
頭が良くて優しいところがあり、小学校は別でも会えば勉強を教えてもらったり遊んでもらったりしたものです。
大人になり、私が地元を離れている間は疎遠になっていましたが、帰って来て家業に就いてから自然と付き合いも復活しました。
以来、飲み友としても仕事でも顔を合わせることが多い彼。
そんな彼は、2年ほど前から会う度に「タバコはやめろ」「もっと食え、太れ」など、とにかくうるさい。
彼自身はタバコを数年前に止めていて、体格は子供の頃からずっと太目です。
でも、だからうるさく言うのではなく、大きな病気をした私を心配しての事だと思います。
病気の事を知っている数少ない友人で有難い存在なのですが、この頃、その有難みが急降下中。
どんどんしつこく、一方的になっているのです。
お酒が入った時だけならまだしも、素面でもグイグイ突っ込んできます。
先日も、仕事で一緒になり食堂でお昼を食べた時に始まってしまいました。
まず、席についてタバコを吸い始めるとさっそく一喝されます。
「またタバコ吸うのかよ!? もう、やめろよ」
(ほらきた!)と思いながら笑って聞き流しますが、彼も引きません。
「笑い事じゃねぇーよ、やめろって言ってんの」
笑いもせず真剣な顔なので、仕方なくタバコを消してやり過ごしました。
しかし、彼は止まらない。
「何で半ライスなんだ? ちゃんと食えよ」
「残さないで食えよ。もっと食って太れよ」
もぉ~食べた気しないっ! うんざりして言い返してしまいました。
「一応女性なんだから、男性と同じ量は食べなくても普通だよ。この体型なのはずっとだから。この頃痩せてきたって訳じゃないでしょ? ホント大丈夫だから」
すると、彼は更に、いっそう声を荒げて説教を始めます。
「痩せてきたじゃなくて、痩せてんのがダメだって言ってんだよ。大体、そんなんで仕事してるともたないから。身体作らなくちゃダメなんだよ」
「年取って痩せてるとろくなことないぞ」
もう、こうなったら人の言い分なんて聞いてくれません。
台詞は違っても、いつもこのパターンなのです。
他の友人にはキツイ物の言い方をしない彼の豹変ぶりに、周りの友人たちは面白がって笑っているだけ。
止めてくれる気配もありません。
最初の頃は私も面白がって聞いていましたが、そろそろ「うるせぇ! それじゃ、お前は食うな、痩せろ!」と怒鳴ってしまいそうでモヤモヤしています。
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