<この体験記を書いた人>
ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:46
プロフィール:暖かい地域在住ですが、今年は珍しく降雪し、銀世界で遊ぶ娘の写真や動画をたくさん撮影。良い思い出になりました。
私は46歳、一つ年下の夫と10代の娘との3人暮らしです。
コロナ禍の2020年の年末、我が家は帰省しませんでした。
歳をとってきた両親が心配でしたが、今は帰省すべき時期ではないと夫とも相談した結果のことです。
両親の方でも、2人の娘の家族がどちらも帰省しない初めてのお正月ということで、いつもよりも味気ない年末年始を過ごしたようです。
その代わり、年末年始は毎日のように通話アプリで話し、今ではすっかり習慣になってしまいました。
動画通話で接続したままにしてお互い過ごして、まるで近くにいるかのように過ごせて良い時間だったと思います。
コロナ禍は未曾有の出来事ですが、これが10年前ではなく、ネット環境が発達した現在起こったことに感謝だねと両親とも話しました。
そんな両親は、現在70代前半、2人とも基礎疾患はありません。
基礎疾患がある場合、コロナに罹患すると症状が重篤化する可能性があがると聞いてからは、両親が元気でいてくれたことに、本当に感謝しかありません。
しかし、心配していることがあります。
それは父が喫煙者ということ。
喫煙者も症状が悪化しやすいと聞き、コロナの流行を機に禁煙してほしいと、父にそれとなく伝えてみました。
しかし、父は全く聞く耳を持ちません。
もちろん、長年の習慣である喫煙をやめるのは、なかなか難しいとは思います。
それ以上に問題なのは、父の健康を気にかけている周囲の人の心配を、父自身の行動によって無下にしてしまうこと。
そのことを父に伝えても暖簾に腕押し...どうやら「自分だけは絶対に大丈夫」という、根拠のない自信があるようなのです。
「自分はコロナには罹患しない」または、「罹患しても軽症ですぐに回復するだろう」という感じです。
高齢の男性には、父のように「自分だけは病気にならない」という謎の自信を持っているタイプの人が多いのだとか。
そんなわけないだろうと、無理にでも禁煙させたいところですが、子供ではないので無理に言うことを聞かせることはできません。
禁煙するにしても、本人が主体となって進める必要があります。
しかし、そんな周囲の心配は父にとってはどこ吹く風です。
謎の自信を振りかざし、今日も紫煙を燻らせる父。
それを見て、ただただ呆れ顔の母。
もういい! と放っておきたいのはやまやまですが、実の父の健康はやはり気になりますし、心配しないわけにもいきません。
今はまだ元気な父ですが、これから歳をとってさらに頑固になった時の大変さが思いやられます。
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