<この記事を書いた人>
ペンネーム:れもん
性別:女
年齢:46
プロフィール:二人の息子を持つシングルマザーです。長年腰痛に悩みながらもハイキングがやめられません。
私は46歳のシングルマザーです。
19歳、14歳の息子と、実父78歳、実母71歳の5人暮らしです。
我が家は母子家庭と言えど、元気な両親のおかげでいつも賑やかです。
高齢になってきた両親が、今も尚元気というのは大変ありがたいことですが、時折元気すぎるというか、威勢がいいというか...。
特に父は普段からおっちょこちょいで、短気で思い込みが激しい性格。
つい先日も、そんな父の勝手な思い込みで1人で怒っている時がありました。
その時、私はリビングで家事をしながら、スマホで動画を見ていました。
本を要約して分かりやすく解説してくれる動画だったのですが、その時紹介されていた本の内容は、人生の終わりに皆が一番後悔することについてでした。
そして動画の最後には、動画で紹介している方が自身の見解とアドバイスを述べていました。
私はいつも通り、なるほどなぁ~なんて思いながら視聴していたのですが、いつからか私の隣に座ってお茶を飲んでいた父が、突然怒り出したのです。
「なんだこいつは! 何でも分かってるようなこと言いやがって! お前もわざと俺にこんな番組を見せてるのか!」
いや、私はただ1人で動画を見ていただけ...。
父が勝手に私の隣に座り込んで、同じ動画を見始めただけ...。
怒り始めるとなかなか話が通じないので、とりあえず私の言い分を軽く主張した後は、そのままにしておきました。
これは家庭内のことなので、まだいい方です。
2021年の始まりには、父の振る舞いがより心配になってしまう出来事がありました。
元日の朝、父はポストに配達された年賀状を取り出し、リビングまで持ってきました。
私がはがきを家族の宛名ごとに振り分けた時、1枚の年賀状が戻ってきてしまったことに気が付きました。
それは父が書いたモノです。
原因は、住所の書き間違えでした。
ならば朝のうちに出さないと、到着がさらに遅れてしまうので、父は急いで近くのコンビニまで年賀状を買いに行きました。
10分ほどで父は帰宅し年賀状を手に持つと、父はまた大騒ぎです。
「なんだこの年賀状は! 去年のじゃないか!」
「あのコンビニ、不景気だからってヒドイ商売しやがるな!」
怒りは止まりません。
父が言うには去年の売れ残り、ネズミ年の年賀状を売りつけられたと...。
私は長年一緒に住んできたので、父のトンチンカンぶりは良く分かっています。
だから話半分に聞いていたのですが、今にもお店に戻って文句を言いに行きそうだったので、その場で年賀状を確認してみました。
はい、確かにネズミ、これは某県に大きなテーマパークがあるネズミ...。
「でもねお父さん、これは世界的に有名なキャラクターだよ...。ほら、ここにちゃんと2021年ってかいてあるよ」
すぐに私が確認出来て、本当に良かったです。
さすがに父も、今回は私の説明を聞いてすぐに納得してくれたのですが、今後もどうなることやら...。
父の心配は尽きません。
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