<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地に住んでいる自営業の51歳。
8年前から付き合っている彼の事ですが、彼の凝り性に困っています。
1人で楽しんでくれる分には笑顔でいられるのですが、「私も使って」楽しもうとするのです。
コロナ禍によう自粛ムードの中、料理に凝り始めました。
遠方に住んでいるご両親が、何かと食材やインスタント食品を送ってくれる頻度が増えたので、作ってみる気になったようです。
最初は消費のために作るレベルでしたが、今ではレシピサイトなどを参考にしながら作っています。
私は料理があまり好きじゃないので「上達したら色々作ってもらおう」と内心喜んでいました。
しかし、そうは問屋が卸さなかったのです。
新しいレシピを試すごとに試食に呼ばれるのですが、これが面倒臭い!
作り方や味付けの工夫などを聞かされるのは仕方ないとしても、感想を聞かれてマイナスなコメントを言うと不機嫌になるのです。
例えば、料理に凝りだした2020年の11月頃、ミネストローネスープを作った時。
私はトマトが前に出ているソースやスープは酸味が気になるのであまり好んで食べません。
でも、この時のスープはトマトがガツンと効いていて酸味も強め。
だから正直に感想と希望を伝えました。
「もう少しトマトを抑えてまろやかになるといいな。ベーコンとか増やすとコクも出て食べやすいと思う」
すると、途端に彼の表情が険しくなったのです。
どうやら彼の工夫が「トマト感」にあったようで、トマトの缶詰とトマトピューレを配合して、調味料を控えめにしたなど、苦心のあれこれを力説されてしまいました。
仕方なく? 掌返しをして「美味しい」を連呼して機嫌を直してもらう始末です。
このようなことを何度か繰り返して、感想ではなく褒めて欲しいのだと納得しましたが、ポイントを押さえて褒めなければいけないのは本当に面倒臭いです。
更に「作ったから疲れちゃった」「御馳走したんだからさ」なんて言っては片付けを私に押し付け、それがいつしかお約束になってしまいました。
誰も作ってとは頼んでないのに...。
時には試食はおまけで、本当は後片付けをさせたくて呼んでいるのだろうか? と疑ってしまいます。
とは言っても、これじゃわざわざ彼の家に出かけていく意味がないと思って断ろうとすると、これまた不機嫌になるのです。
「せっかく作ったのにさぁ」
「喜ぶかと思ったのに」
そう言われると強く断れずに出かけてしまいます。
でも、不機嫌になられることが続くと「そんなら作らなくていいよ!」と言ってしまいそうで、喧嘩になる前に早く飽きてくれと願いながらモヤモヤしています。
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