<この体験記を書いた人>
ペンネーム:masako
性別:女
年齢:54
プロフィール:54歳の主婦です。知人のクラウドファンディングに協力したのに、不満げでモヤモヤしています。
54歳の主婦です。
子供はおらず、56歳の夫と2人暮らしです。
2020年は新型コロナウィルスの感染拡大により、外出や外食、イベント等の自粛が求められ、多くの飲食店や興行施設、イベント等に関わるかたがたに、大打撃を与えました。
夫婦でよく訪れた馴染みの店主の経営する飲食店や、受講していた講座の講師、時おり参加していた街歩きツアーのガイドさんなども、収入を絶たれる、あるいは大幅な収入減に陥りました。
彼らは資金繰りのため、2020年の秋頃から、相次いでクラウドファンディングを行うようになりました。
私も夫もコロナ禍の影響で収入は減りましたが、外食や外出にお金を使わなくなったので、それほど大きなダメージではありません。
ですので、「困っている時は、お互い様」と思い、最低額(たいてい3000円)ですが、「少額で申し訳ございません」の一言を添えて、知人のクラウドファンディングには協力してきました。
クラウドファンディングですから、見返りはほぼありません。
「感謝の手紙」とか、「活動報告」とかが送られてくるだけです。
件数も多いので、お腹を満たすわけでも、物が残るわけでもないものに3000円を支払うのは、私にはかなり痛い出費です。
それでも、馴染みの店主や、お世話になった講師やガイドさんを助けたいという思いから協力してきたのですが、今後はどうしようか迷っています。
私の気持ちに歯止めをかけるのは、お礼のメールや手紙に書かれている「少額でも嬉しいです」とか、「寄付してくれる気持ちがありがたいです。金額は関係ないです」という言葉です。
どことなく金額に不満げな印象を感じるのは、私だけでしょうか。
「嬉しいです」「気持ちがありがたいです」だけでよいのではないでしょうか。
もちろん悪意があってのことではないと思います。
私の「少額で申し訳ございません」という言葉に対し、「そんなことないよ、ありがたいよ」ということが言いたいのでしょう。
分かってはいるのですが、「少額」とか「金額は関係ない」とか言われると「3000円じゃ不満ってこと? もっと寄越せってことなの?」とモヤモヤしてしまいます。
「3000円あれば夫婦で贅沢な食事ができるのに、ありがとうね」
「こちらこそ、お返しもできないのにごめんね」
普段ならこんな風に、他人が嫌な気持ちにならないような言葉を選べる方ばかりなのですが、窮すると、そんな余裕もなくなってしまうのでしょうか。
それとも、私自身も余裕がないせいでそう感じるのでしょうか。
3000円ぐらいで、恩に着せるつもりはありません。
少しでも役に立ちたいという気持ちに変わりはありません。
ただ、「少額」とか「金額は関係ない」という言葉を使われると、どうしてもモヤモヤしてしまうのです。
そう思う私は間違っているのでしょうか。
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