<この体験記を書いた人>
ペンネーム:れもん
性別:女
年齢:46
プロフィール:2人の息子を持つシングルマザーです。椎間板ヘルニアでもハイキングは辞められません。
私は46歳のシングルマザーです。
19歳と14歳の息子たちと、78歳実父、71歳の実母の5人暮らしです。
先日母と一緒に台所を片付けていたのですが、その時に「年々性格は顔にでてくるよね〜」なんて話題が母から出てきました。
私はその言葉を聞いて、以前勤めていた職場にとても意地悪な女店長(独身、推定40歳)がいたことを思い出してしまいました。
私が38歳の頃の話です。
長男は11歳、次男は7歳。
まだ手がかかる2人の息子たちを抱え、忙しい毎日を送っていました。
当時、既に私はシングルマザーになっていたので、一生懸命に働いてはいたものの、金銭的にはあまりゆとりがありませんでした。
そんな中、ある朝新聞の折り込みでラッピング係募集の求人広告を見つけたのです。
時期は年末に差し掛かっていたので、少しでも豊かな気持ちでお正月を迎えたいと思っていました。
掛け持ちで仕事をするのは体力的にはキツイのですが、その募集は冬休み限定、雑貨屋さんで一週間ほどの短期アルバイトです。
肉体労働でもないし短い期間ならなんとかこなせると思い、さっそく電話をかけ面接にいくことになりました。
無事に面接に合格し、翌日からお仕事スタートです。
高校生の頃、アルバイトでラッピングの仕事をした経験があったので、作業内容に不安はありませんでした。
数日後、カワイイものに囲まれながら作業するのもなかなかいいもんだなぁなんて思いながら、順調に仕事をこなしていた矢先のことです。
その日の業務も終わり退勤時間になったのでタイムカードをいつも通り打刻しました。
ところが私はタイムカードの機械が「出勤」の表示になっていることに気付かず、そのまま誤って打刻してしまったのです。
結果、出勤時刻の上に退勤の時刻が重なって印字されてしまいました。
よりによって出勤時のタイムカードのインクはかなり薄くなっており、退勤時にはインクリボンが交換されたばかりだったようで、とても濃く印字されていました。
仕方がないので急いで事情を説明した相手が、件の店長です。
私の話を聞いた後、店長は私に対してとんでもないことを言ってきたのです。
「それ、わざとでしょ? ごまかしたんでしょ?」
私はその時何を言われているのかさっぱり意味が分かりませんでした。
すでに不機嫌な店長にためらいながらも内容を確認すると、私が出勤時に遅刻してしまい、それをごまかす為同じところに重ねて打刻したと決めつけていました。
運が悪い事にその日はたまたま店長は出張で東京まで出ており、私が出勤した時にはまだ戻っていなかったのです。
とは言え目を近づけて良く見れば、下に印字されていた数字は見えたはずです。
おそらく、あえて確認をしてくれなかったのだと思います。
結局最後まで私の言い分は聞いてもらえませんでした。
1週間のアルバイト期間が終わると、同僚からある事実を聞くことになりました。
因縁をつけてきた理由は、私が隣の売り場の店長(推定35歳男性)と休憩時間に会話をしていたことに腹を立てていたから、らしいのです。
「明らかに嫉妬」ということでした。
いろんな人がいるんだと、改めて気付かされました。
あの時の店長は性格の悪さがまさに顔に出ていたタイプ。
私はそんな風にはなりたくありません。
あの時はひどく悔しかったのですが、今では反面教師として貴重な体験をさせてもらったと思っています。
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