孫たちが一生懸命選んでくれた手袋。頑固なあの子、甘え上手なあの子...優しさと成長がうれしくて涙

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:64
プロフィール:64歳主婦です。7歳を筆頭に6、5、4歳の孫がいます。

孫たちが一生懸命選んでくれた手袋。頑固なあの子、甘え上手なあの子...優しさと成長がうれしくて涙 46.jpg

64歳の主婦です。

先日の敬老の日に、孫たちが4人でプレゼントをしてくれました。

暖か素材の手袋で、色も形も私好みのシンプルなものでした。

「ありがとう! 色も素敵でとっても気に入ったわ、誰が選んでくれたの?」

もしかして娘たちが「これにしたら?」と誘導したのかな? などと思っていたら、なんと本当に孫達だけで選んでくれたとのこと。

「ばーば、自転車に乗るとき手が冷たいって言ってた」

「Aがこれがいいって言った!」

「Bちゃんもこれがかわいいよって言ったよ!」

顛末を聞いてみると、7歳の孫がリーダーシップを取り、4人でああでもないこうでもないと相談しながら選んでくれたそうです。

孫たちがいっぺんに教えてくれるのを聞いて、感激してウルウルしてしまいました。

私のことを考えながら選んでくれたことももちろんうれしかったのですが、孫の成長をこんなところで感じると思いませんでした。

7歳の孫は頑固で折れないタイプなので、お友達とうまくやっているのかしらとハラハラすることもあったのですが、それがリーダーシップをとるという、良い形で出ていたこと。

6歳の孫は穏やかで、ケンカをしても言い返せず涙をこらえているようなタイプなのですが、きちんと自分の意見を言えるようになってきたこと。

5歳の孫は、甘え上手で「自分が一番!」なところがあるのですが、人のことをよく見て思いやれる優しさが育っていたこと。

4歳の孫は少しマイペースで、フラッと子供達の群れから離れて1人で遊ぶようなことも多かったのですが、一緒にプレゼント選びに参加していたこと。

どの子も体は大きくなっても、よちよち歩きだった頃の印象が残っていましたが、ああ、心もしっかり成長していたんだなあと胸がいっぱいになりました。

私には子育ての後悔があります。

それはきちんと育てなくてはと気負いすぎて、娘たちに厳しくしすぎてしまったこと。

義父母との関係を悪くしたくなくて、上の娘が一番遊んでほしかっただろう時期に我慢をさせたこと。

もっとこうしたらよかったんじゃないか、ああしたらよかったんじゃないかとふと思ってしまうことがあります。

ですが、孫育てにも関わって孫たちの成長を近くで見守っているうちに、そんな自分の子育ての後悔も少し癒されているように感じています。

もちろん、子育ては親が主役! 私達祖父母がすることはバックアップ! の気持ちは忘れませんよ。

冬はこの暖かい手袋をつけて、心も指先もポカポカで過ごせそうです。

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