<この体験記を書いた人>
ペンネーム:324
性別:女
年齢:37
プロフィール:旅行が趣味の主婦、2人の子持ち。
あれは3年前のクリスマスのこと。
自分たち家族4人(夫37歳、私34歳、子供たち4歳、1歳)の車と義父(当時68歳)、義母(当時63歳)の2人が乗った車2台で、イルミネーションを見に出かけました。
そこそこ有名なスポットのようで、現地に到着すると他府県ナンバーも含め長蛇の列、大渋滞です。
車列に並びましたがこれが全く進みません。
そのスポットは山頂にあるので、向かうには急こう配のヘアピンカーブをひたすら上るほかなく、片側は崖っぷち。
道幅も何とか対向車とすれ違えるくらいの狭さなので、あまりの混雑ぶりに途中で引き返そうにも、前後に車が詰まっておりUターンも難しいくらいです。
後部座席に乗せていた小さな子供達は、長時間チャイルドシートに縛り付けられ身動きができないのと、空腹でストレスMAX。
次第に機嫌が悪くなり、しまいにはギャン泣きしだしました。
せっかくここまで来たので、子供たちにキラキラとした綺麗なイルミネーションを見せてあげたい...。
しかし「これ以上、渋滞に並ぶのは時間的にも子供たちのメンタル的にも不可能」と夫婦で判断しました。
「タイミングを見て引き返そう」と、すぐ後ろの義母の車に電話をかけました。
当然、同意するものと思っていた義母からは意外な答えが返ってきました。
「もうちょっと並びたい。せっかく来たんだから」
この返答に唖然としました。
こちらの車内の泣き声はもちろん向こうにも聞こえています。
これが例えばゴールはすぐそこで、もう少し並べば見れる、という状況なら私も子供を説得したでしょう。
しかしすぐ傍に立っていたガードマンに確認したところ、今の状態だと山頂まで3時間はかかると言われています。
大泣きする子供たちの我慢はすでに限界である旨も義母に伝えました。
それでも「せっかく来たのに...イルミネーションが見たい」としつこく食い下がります。
イライラする私と、このお出かけを楽しみにしていたらしい義母との板挟みになり気まずそうな夫。
実を言うと、義母のこうしたわがままは以前からよくあるんです。
毎度のことながらよくこれだけ空気を読まず、60も過ぎて自分の都合を主張してくるなと、ある意味関心しました。
小さな子供をなぜ優先できないのか?
お腹がペコペコで早く帰りたいと孫が泣いているのに、ここからたとえ3時間でも渋滞に並んでイルミネーションが観たいと駄々をこねるお婆さん。
あまりに滑稽ではありませんか。
結局、最終的には夫が説得し何とか帰路に就いたわけですが、こういう年寄りにはなりたくないなといつも思います。
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