<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ブラッミュー
性別:女
年齢:45
プロフィール:3人の子どものワーママで、義母と同居中。
同居する義母は71歳。
義父は50歳で他界しています。
義母には3人の子どもがおり、義兄47歳、義姉44歳、主人43歳です。
もともと、兄弟はとても仲が良く、学生時代は同じバイト先で働くなどもあったようです。
それぞれ家族ができてからは、会う機会も少なくなってきましたが、それなりに仲良くやってきました。
しかし、3年ほど前から、義兄とは接する機会が少なくなってきました。
私たち家族も日々のことで多忙でしたし、年始やお盆などの連絡はしていたので、とくに気にも留めていませんでした。
そして、半年ほど前に主人が手術をすることになったころからまた連絡が増えました。
ちょうど法事があり、つめておかなければいけない話もあって、一度会うことにしました。
その時、義母の話になりました。
運動が苦手でなかなか動かないせいか食欲がなく、家でも少ししか食べない義母。
こちらが義母の皿に盛り付けても「多すぎるから、だれか食べて...」と、他の家族にあげたり、別の料理を進めても「いらない」と言うことが多くなって、心配していることを主人が話しました。
そうすると、義兄からは「母さんは食べたいのに自分の皿にとってもらえないと言っていたよ」と。
義姉は「ご飯の時間に呼んでももらえないって」とも。
それを聞いて私たち夫婦は、びっくりしました。
いつも義母が食べられるものをと考えているので、ご飯の時間には一番に呼んで、皿に盛り付けてあるもの以外でも、好きなものを好きなだけ持っていってもらえるようにしてありました。
義母の皿に盛りつけていないものは、高血圧で糖尿病の数値が高い義母にはあまり多く摂取してもらいたくないものです。
それでも、少しでも食べてくれるならと、勧めたこともありました。
私たち夫婦がまるでいじめているような嘘をいくつもついていたことが、義兄との会話の中で分かりました。
そもそも、義兄と3年前から距離ができてしまったのも、義母が原因でした。
義兄は、義母から聞く私たち夫婦の勝手な生活ぶりや、義母への態度に不満を持っていたそうです。
その上、義母からは私達夫婦に話したことを言わないでと口止めされたため、自然と距離を置くようになったのだとか。
さすがに兄弟である主人とはまったく連絡をとらなかったわけではなく、LINEで少し話していたようですが、「そんなことないよ〜」といった軽いノリで話していたそうで、お互いに深入りせずこれまで来てしまいました。
その後みんなで集まって義母にこのことを話すと、あきれた理由に空いた口が塞がりませんでした。
「嘘をつけばみんなが私に優しくしてくれる」
「私が間違えていたことなどを言いたくなかった。誰かのせいにしたかった」
身勝手な言い分に腹も立ちましたが、年をとって不安になり、そんな時頼りにするはずの夫もいない義母の孤独に、親身になって寄り添ってこなかったことも事実です。
また、義母はもともとしっかり者だったので、衰えからくる間違いを素直に認めたくないという面もあったのでしょう。
義父を早く亡くし、寂しい思いをしていた義母にもう少し配慮すべきところもあったのかもしれないと、私たちも反省しました。
これを機に、義母はちゃんと真実を話してくれると言っているので、お互いに歩み寄りたいと思います。
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