転職理由はそうじゃない! 勝手に「嫌われ者上司のパワハラ被害者」にされた退職時の仰天話

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まろ
性別:男
年齢:41
プロフィール:サラリーマンです。過去に2度転職をしており、今後のキャリアなど考える中で、ふと昔の話が思い出されました。

転職理由はそうじゃない! 勝手に「嫌われ者上司のパワハラ被害者」にされた退職時の仰天話 8.jpg

40歳を過ぎ、人生の折り返しを迎えた私。

今後のキャリアなどを考える中で、ふと、昔の話が思い出されました。

7年ほど前の話ですが、私が初めての転職をした時の話です。

大学卒業後、私は医療機器販売のメーカーに営業として就職しました。

10年ほど働き、自信もついたのでステップアップで外資系企業に転職することに。

次の会社の内定も得て、会社にも退職の意向を伝えようとしていた矢先のことです。

直属の上司と衝突し、会社で口論をしてしまいました。

他の部下に対する上司の理不尽な態度が許せなかったのですが、会社で声を上げてもめるなんてことはなかったので、周りは騒然としました。

そんなタイミングで退職届を出したものですから、上司とのもめ事が原因なのかと支店長に聞かれることに。

そう思われても仕方ないタイミングですが、自身のステップアップを考えての転職と伝えました。

その後も何度も面談を重ねて、最終的に理解はしてもらえたのですが...どうしても上司とのもめ事で辞めると結び付けたがる人達がいたのです。

それは、同僚や、上司のライバル達。

私からすれば、自分の意思を無視して、勝手にもめ事を起こしたなどと言われるのは不本意です。

だから「それは絶対にない、上司は嫌いではあるが、辞める理由としては全く関係ない」ということを強調して伝えておきました。

しかし、その人達はどうしても私に「例の上司ともめた」と言わせたいようで、「何故本当のことを言わない? 今が会社にいうチャンスじゃないのか?」などと煽ってくる始末。

例の上司本人からも、「俺が原因なのか? 本当に俺だったら、俺は今ここで君に謝罪する」と言われましたが、「あなたのやり方には疑問も持っているが、やめる原因ではない。謝罪するなら今いる部下にするべきです」とはっきり伝えました。

自分が原因ではないと聞くと安心した様子で、「それは良かった、俺は応援する」とよく分からないことも...。

このようにごちゃごちゃしながらも私は退職して、心機一転新しい会社で頑張っておりました。

そんな時、営業先で前職の同僚と会いました。

そこで、私が辞めた後にあの上司が降格になり、他の部署に異動になったと聞いたのです。

驚いて理由を聞くと、やはり私が辞めたことが原因になっていました。

なぜそうなったか聞くと、上司を快く思わない人たちが、支店長や営業本部長などに、私が辞めた本当の理由はパワハラであると報告をしたようです。

結果的に上司は降格しましたが、他の人が出世したわけではありません。

その上司は人望もなく、仕事はさぼってパチンコする、カラの領収書で不正を行うなど目に余ることが多く、誰からも信頼されず、敵も多かったと思います。

ただ上司を引きずり下ろしたかっただけだったのでしょう。

現在、新たにキャリアアップを考えておりますが、新しい会社でも、誰かを利用してライバルを蹴落とすようなことはせず、自分の意思で仕事をし、向上していこうと思っています。

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