<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地に住んでいる自営業の51歳。
7年前から付き合っている54歳の彼は「ブランド好き」です。
誰もが知っているブランドくらいしか知らない私など、初めて聞くブランドもたくさん知っています。
知っているだけではなく、彼の場合は「どんな物があるのか、変わったものはないか?」など日々研鑽を重ねています。
特にバッグや財布などの小物に関しては、一日に一回はチェックしていています。
買うのはもちろんチェックした中からです。
パソコンや携帯電話のお気に入りの中にはそんな商品がずらりと並んでいます。
まあ、お金があればどうぞご自由になのですが、彼の場合は貧乏なのに無理をするから日常生活に支障が出ます。
例えば車検や税金の支払いといった決まっている出費がある時は控えればいいのに、ツボにはまった物に出会うと「やばいなぁ~」と言いながらご購入。
分割支払も利用していますが、購入する数が増えれば支払い額も大きくなるので、家計はまさに自転車操業です。
見兼ねて「まだそのお財布使えるじゃない?」と意見した事があったのですが、言い返した言葉にあきれました。
「使えなくなったから買うんじゃなくて、出合えた時に買うのが買い物だよ」
キメ顔で言うのはいいけれど、それはお金に余裕がある人が言うべき言葉では?
こりゃダメだと意見するのはやめましたが、彼のお財布が寂しくなると私にしわ寄せがくるので困るのです。
最近は出掛ける回数が減ったせいでネット購入する頻度が高くなり、頻繁にしわ寄せがきます。
生活費が足りなくなり「貸して」、外食の時は「おごって」、酷い時にはスーパーに買い出しに行かされます。
支払いはもちろん私のお金で。
情けなかったのが、すき焼きのお肉をお取り寄せしたから、他の食材を買い出しに行ってくれと頼まれた時です。
なんだかモヤモヤしてしまい、一緒にすき焼きを食べさせてもらいましたが、美味しさを満喫できませんでした。
たまには私にも買ってくれるなら諦めもつくのですが、ほのめかしてみても聞き流されました。
相談してくれれば選んであげるから、自分で買ってというスタンスのようです。
更に、買った物を楽しそうにひけらかす姿にもムカつきます。
「これを何気なく持っているとカッコいいだろ」
「こういう実用性がなさそうなのを敢えて持っているのがいいのよ」
うん、持っている物自体はカッコいいよ。
言いたい事は分かる気がしますが、結局自分のことしか考えてないじゃないと思ってしまい、一緒に盛り上がることなんてとてもできません。
いつも曖昧に相槌を打つだけですが、それにも気づいていないんだろうな...。
何といっても、その買い物が私の犠牲のうえに成り立っている事に一言も触れない彼を見ていると「何か間違ってないか?」と思えてモヤモヤしています。
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