息子とその彼女を見て甦る「愛する人の母親」の存在。「嫌味な義母」を恨んだ経験に今思うこと

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:れもん
性別:女
年齢:45
プロフィール:2人の息子を持つ主婦です。椎間板ヘルニアでもハイキングが辞められません。

息子とその彼女を見て甦る「愛する人の母親」の存在。「嫌味な義母」を恨んだ経験に今思うこと 26.jpg

私は45歳、2人の息子を持つシングルマザーです。

長男は18歳、次男は14歳。

2020年の春はコロナウィルス感染拡大により、情勢がかなり不安定な時期でした。

それでも4月には、なんとか長男は無事に就職することができました。

可愛い彼女もできて、仕事もプライベートも順調のようです。

彼女ができるまでは男友達とばかり遊んでいましたが、お付き合いが始まってからは彼女オンリー。

毎週のように彼女とデートをし、仕事がある平日でも、合間をぬっては彼女と会っているようです。

近頃は彼女を我が家に招き、夕食を共にする日もあります。

母として、息子の彼女とどう接したらいいのか、初めは私も少し緊張してしまいました。

とは言え、むしろ息子の彼女の方がよほど緊張していたとは思いますが。

そして一緒に食卓を囲みながら、少しずつ和やかな雰囲気に。

彼女の外見は少し派手ですが、なかなかの美人さん。

とても礼儀正しく笑顔も可愛らしい女性です。

素敵な彼女ができて、息子は本当に幸せそう。

仲睦まじい2人をみていると、私も微笑ましく思います。

同時に自分の若かりし日々の甘い思い出が、鮮明に甦ったり。

自分にもそんな初々しい時期があったなぁ...。

当時の彼氏のお母さんには、本当にお世話になったっけ。

美味しいご飯を作ってくれて、彼の家で急に背中が痛み出した時も「大丈夫? ここが痛い? これなら少しは楽?」痛みがおさまるまで、背中をさすってくれたこともありました。

彼との交際は結局約2年間で幕を閉じましたが、いつも温かく見守ってくれる素敵なお母さんでした。

45歳になった今改めてふりかえると、非常に感慨深いものがあります。

あっという間に時は過ぎ去り、今は私が息子の彼女を迎え入れる立場。

初めて息子に彼女を紹介された時、彼のお母さんはこんな気持ちだったのかな...。

夕飯も、こんな気持ちで用意してくれたのかな...。

息子の彼女と接していると、私の思考は瞬時に過去へとタイムスリップしてしまいます。

当時の私は、彼からとても大切にしてもらい、たくさんの愛を感じていました。

でも、実は彼のお母さんからも、大きな愛を注いでもらい、そして母としてあるべき姿を見せてくれていたのだと気づきました。

今更ながら、そんなことを考えています。

私がまだ結婚生活をしていた頃、義理の母(元夫の母、当時65歳)には、まったく良い思い出がありません。

結婚前からたびたび嫌味を言われ、結婚後はエスカレートしてものすごい嫌がらせを受けました。

息子を私にとられた嫉妬感を、猛烈に感じていました。

大事に育ててきた息子を奪われた思いで、元義母は必死にもがいていたのかもしれません。

息子へのゆがんだ愛情だ...と、当時は恨みもしましたが、単純に私と相性が悪かったのかもしれないし、元義母もどうしたらいいのか分からなかったかもしれません。

今となれば、そんな両極端の扱いを受けたこともまた、大切な私の人生経験の一部でもあります。

先日、息子の彼女が私にケーキを買ってきてくれました。

何かのお祝いではなく、日頃のお礼だと言うのです。

そんなことをしてもらえるような振る舞いが彼女にできたのは、きっと、昔の彼のお母さんから、たくさんの愛情を受けとったから...。

時を経て、こんな形でその愛が活きていると思うと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになります。

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