「もうお互い好きなように暮らしましょう」何もしない50代の夫に大爆発して提案した意外な結果は...!?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:くあら
性別:女
年齢:53
プロフィール:旅行が大好き。最近はなかなか気軽に行けなくて悲しい50代。

「もうお互い好きなように暮らしましょう」何もしない50代の夫に大爆発して提案した意外な結果は...!? 23.jpg

夫は52歳、夫婦ともにお酒が大好きです。

私は友人と外で飲むのも好きなのですが、夫はほとんど外飲みはせず、家でゆっくり飲むのが好きな人です。

結婚して20数年、毎晩のように晩酌をし、2〜3時間過ごしていました。

テレビや映画を観ながら飲むことが多いのですが、お酒が過ぎると口論になることも少なくありません。

子育ての方針を巡っての言い争いも何度もありました。

コロナ禍であり、夫が昼間も家にいる時間が長くなった頃から、なんとなく私の中でモヤモヤしたものを感じていました。

夫は休める時間が多くて喜んでいましたが、それに反比例して私の休みが減っている気がしたのです。

朝も昼も料理をし、また夜も料理。

1日中ごはんを作っては片付ける日々にうんざりしたのです。

そして、家にいるのに何もしない夫にもうんざりし始めました。

いつものように晩酌をしていたある日のことです。

つまらないことですが、テレビに夢中で私の話を聞かない夫にイライラし、「もういいわ」と強く言って席を立ち、自分の食器を片付けて別室に閉じこもり、そのまま寝ました。

翌朝夫は「何を怒ってるのか知らないけど、ごめん」と謝ってきましたが、「私が何に怒っているのか」を知ろうともしない夫にさらに怒りが爆発。

その日に「もうお互い好きなように暮らしましょう」宣言をしました。

毎日何時間も一緒にお酒を飲んで、どちらかが観たい番組を我慢しなら一緒にテレビを観たりせず、お互いが本当にしたいことをしましょう、と。

食事も食べたいものをそれぞれが好きに食べて、片付けも自分の使ったものは自分で片付ける。

毎日作っていたお弁当も、息子が高校を卒業した今春からは夫のためにだけ作っていました。

よくよく考えたら、それもなぜ作り続けねばならないのか。

そんないろいろな思い全てを込めての「好きにしましょう」でした。

初めは喧嘩腰で始めたそんな生活改革も、3カ月が経つ頃には意外にもいい感じの関係性が出来上がってきました。

私が適当に買っておいた食材を、夫は適当に使って自分の食べたいものを作り、飲んで片付けています。

多めに作っておいた煮物などは、私の了解を得てから食べたりし、私も意識的に保存食品をいろいろ作って置くようになりました。

夫はリビングで、私は自分の部屋でそれぞれ好きな動画などを観て飲んで過ごし、寝たい時間に寝て起きたい時間に起きることにしました。

けれど、夫が出勤のために準備をしている生活音で自然に目が覚め、それならと弁当を作る日もあります。

弁当を受け取った夫は「ありがとう」と言ってくれて、帰宅したら自分で弁当箱を洗うようにもなりました。

意図せずに始まった我が家の生活改革。

今では「オールドノーマル」な生活スタイルもすっかり抜けて、お互いが今のスタイルに馴染み、機嫌良く過ごせるようになりました。

良い感じの老後へ向けて「我が家のニューノーマル」スタイルを確立していこうと思っています。

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