<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:夫と2人の子どもとの4人家族。義父母のお店を手伝いながら、義父母と半同居生活をしている主婦。
私は、若い頃はお洒落が大好きで、流行に敏感でした。
ですが、結婚し子どもができてからはお洒落に関して興味がなくなり、清潔感を損なわないよう気をつける程度で、いつもシンプルな服装をしています。
スカートやワンピースなどたまに着ることはありますが、特にお洒落をして出かけるような外出もなくなったため、常に動きやすいパンツスタイルです。
しかし、17歳の娘が地下アイドルの活動を始め、事務所との契約や撮影など、未成年のため親が付いて行かなくてはならないことも多く、外出の機会が増えました。
最初は普段の服装で付いて行っていましたが、多感な年頃の娘からクレームが入ったのです。
「ママ、他の子たちの親みたいにお洒落してよ! そんな普段の格好で来ている人はいないでしょ」
と、こてんぱんにダメ出しをされ、私も少しお洒落な服を着るようにしました。
しかし、そうすると夫(47歳)が嫌味を言いだしたのです。
「また、新しい服を買ったの? ただの付き添いなのに張り切って、お洒落なんかしちゃって笑えるね」
頭にきたのでもちろん言い返しました。
「だって〇〇(娘)から、他の親みたいにお洒落してって言われたし、他の人はもっとお洒落してるよ」
「じゃ、今度は俺が付いて行って確認してこよう」
そんなことを言い出し、本当に付いて行きました。
そして、帰ってくるなり「おまえがお洒落していく理由がわかったよ」と言うのです。
娘のグループは、所属事務所の男性がマネージメントをしています。
夫は、その男性(50歳)のことを私が意識していて、お洒落をしていくと勝手に思い込んだようです。
確かにその男性は、年齢より若々しく、同年代の男性より格好良いとは思いますが、私は「娘がお世話になっている関係者」以外の感情は抱いていません。
相手にするのも馬鹿らしいので無視をしていると、夫は自分の馬鹿げた妄想を延々と話し続けました。
それを聞いているうちに、以前夫が他の女性宛のラブラブな内容のLINEを私に誤送信してきたことを思い出し、だんだん腹が立ち始めました。
そして、つい過去のことを持ち出してしまったのです。
「バカみたい。自分が浮気してるのか、浮気願望があるのか知らないけど、あなたと一緒にしないでよ! あなたなんて他の女宛のラブラブなLINEを間違って私に送ってきたくせに」
「あれは飲み屋の女性店員にふざけて送ったものだと言ったのに、俺を信じてないわけ?」
「そんな言い訳信じられるわけないでしょ。私の浮気の心配より、ラブラブな女のことでも考えていればいいじゃない!」
つい言ってしまいました。
この一言で夫は黙りましたが、それから夫婦間がギクシャクしてしまい、会話も必要最低限しかしなくなりました。
気まずい雰囲気が続いています。
関連の体験記:「話があるの」兄と二人、呼ばれて帰った実家で...79歳の母から告白された「驚きの話」
関連の体験記:「不倫相手と結婚したい」元夫との離婚も乗り越えた私なのに...51歳になり「前向きな性格」に異変が...
関連の体験記:娘の私のため、頼まれた友人のため...マスクを求め開店前のドラッグストアに並ぶ母に複雑な思い...
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。