当時の自分に忠告したい...。バブル時代、トレンディドラマの人気女優の真似をした「イタい思い出」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:梅の実
性別:女
年齢:49
プロフィール:バブル時代は流行を追いかけすぎて自分を見失っていたアラフィフです。今は流行に無縁すぎる生活を送っています。

当時の自分に忠告したい...。バブル時代、トレンディドラマの人気女優の真似をした「イタい思い出」 47.jpg

バブル景気の前後に放映されていた、トレンディドラマをご存じですか?

当時大人気だった俳優さんたちがたくさん出演し、彼らが身に着けているものや髪形はそのまま最先端ファッションとして大流行していました。

私もそんなトレンディドラマが大好きで、毎晩のように熱心にテレビで見ていた1人です。

先日、同世代の友人宅に遊びにいった時、友人の子供である18歳の女の子の話になりました。

「子供がとある大人気アーティストが好きすぎて恰好をそのまんま真似してるんだけど、似合ってないの。何て言ってやめさせるか困ってるのよね...」

そんな話を聞いた時、私がトレンディドラマにはまりすぎて「やってしまった大失敗」を思い出したのです。

あれはおよそ30年前のトレンディドラマ全盛期。

私は「W浅野」と呼ばれた麗しい女優さんお2人が出ていた何本かのドラマと、鈴木保奈美さんが出ていた「東京ラブストーリー」にはまっていました。

彼女たちの髪形やメイク、ファッションはそのまま大流行。

みんなこぞって真似していたのですが、若さゆえの勢いで、私もやってしまってました。

浅野温子さんのサラサラのワンレングス(前髪なし)のロングヘアに憧れ頑張って伸ばし、雑誌で見た噂のヘアパックを使い、毎日ドライヤーとブラシでサラサラに。

ですが、当時運動大好きで日に焼けていた私には、真黒な髪のサラサラワンレングスロングは(今思えば)全く持って似あわなかったのです。

もちろん、日に焼けていても似合う人はいると思いますが、私には無理でした。

「東京ラブストーリー」を見ていた時は、鈴木保奈美さんが演じるがヒロインのトレードマークだった髪型を真似していました。

両サイドの髪を小さな三つ編みにし、耳の後ろにまわして留めるヘアスタイルなのですが、濃い目でどちらかというと男性的な顔をしている私にはまったく似合っていませんでした。

イケてると思っていたの? それとも似合っているかどうかはどうでもよくて、単に人気女優の真似をしたかったのかしら...?

できることなら、当時の私にこう言ってあげたい。

まあ、今となってはちょっと笑える甘酸っぱい思い出です。

友人の娘さんは、当時の私と同じく憧れているだけなのでしょう。

「その道の」先輩として、これはアドバイスしておかなければと思いました。

「似合っているかどうかはあまり関係ないのかもしれないよ。好きすぎてやってることだしいつか飽きると思うから、似合っているかどうか聞かれない限り、度が過ぎなければしばらく様子を見てみたら?」

そう、流行やその時の熱い思いや勢いは、時とともに過ぎ去っていくもの。

あとあと、このことも母である友人と娘さんのいい思い出話になっていくことでしょう。

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