一人暮らしを始めた長女へ。食べ物を詰めながら思い出す「30年前の母と自分」/しまえもん

大学生の長女が一人暮らしを始めたので、マイペースなだんなと高校生の次女と暮らしているアラフィフしまえもんです。

前回の記事:車で30分の塾へ通う次女のお迎え。大変だけど楽しみでもある「母と娘の時間」だったけど...

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長女が通う大学は我が家から車で3時間以上かかる場所にあります。

寮のない大学なのでアパートで暮らしています。

家にいる時から多少料理をやっていたこともあり、長女なりに料理をしているようです。

しかし、課題の多い大学なので、寝る間も惜しんで作業している場合もあり、そんな時は簡単なもので済ますこともあるようです。

元々、家に食べるものがなければ、食べないで過ごしてしまうことがある長女なので親としてはちゃんと食べているか、それだけを心配しています。

なので、時々何か食べられるものをと箱に詰めて送ります。

生物は1人だし多くは送れない、温めて食べるだけならいいかな...、箱に入れるときは
色々考えます。

できれば好きなものを入れてあげたいし...

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箱を詰めながら、30年前私が1人暮らしをしていた時のことを思います。

離れて暮らしている私を心配して、母が実家で作っている果物、お菓子やインスタントものをびっしり詰め込んで何度も送ってくれました。

私とは好みの違う母のチョイスなので、申し訳ない話ですが「正直これは食べないな」と戸棚の中で眠ったまま賞味期限が過ぎて処分したものも結構ありました。

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今自分が母と同じ立場で、娘に荷物を送っていることを考えると不思議な気持ちと母の思いを改めて感じます。

いつも荷物がついたことを電話して、簡単にありがとうと言っていたけど、もっともっと感謝していることを伝えられたら良かった...。

数年前に母は無くなったので、今となってはそれもできませんが。

娘へ荷物を送るのは、まだ始まったばかりです。

多分これから何回も送ることになると思います。

正直、お金があれば今はどこでも大体のものを買うことができるので、わざわざお金をかけて食べ物を送らなくてもとは思うこともあります。

でも、母としては送りたいんです。

長女に今世話を焼けるのはこれくらいなので。

箱を開けた時の長女の顔を思い浮かべながら箱を詰めている時、私はワクワクしているのです。

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