<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さくらみちこ
性別:女
年齢:53
プロフィール:更年期のオシャレは要注意です!
今から約3年前、50歳を目前に始まった私の更年期。
2年を超える漢方治療を経ても、良好な状態が続くことははありませんでした。
そこでホルモン治療を開始したところ、驚くほど状態が好転。
イライラなどの情緒不安定も、辛かったホットフラッシュも、生命の危機を感じるほどの動悸もほとんど起こらなくなりました。
これには嬉しくて大喜びしました。
なにせ、あんなに辛かった更年期から解放されたわけですから。
となると、やりたい事が一気に頭の中に浮かびます。
その中から、すぐに行動したのが「オシャレ」にまつわること。
実は、更年期以前の私は自分なりのオシャレを楽しんでいたのです。
しかし更年期が始まるとそんな気持ちはどこへやら。
更年期の辛さから、おしゃれを楽しむ余裕すらなくなった私は、いつも決まった洋服ばかり着るようになっていったのです。
暑くなくて、ラクで、動きやすい、そんな洋服ばかりを。
内心では、この事を辛く思っていたのです。
更年期の好転とともに、オシャレ心がザワザワし始め、それまでのうっぷんを晴らすように、秋にふさわしいオシャレなお洋服を買い、さっそく身に着けて出かけたのです。
この行動が失敗を招くとも知らずに...。
その日は夫(58歳)と2人でドライブデート。
行き先は海岸に決まり、気分はウキウキです。
散策して、海でちょっとだけ遊んで、テントの中で休憩、それからアイスクリームを食べ、帰りにはお土産屋さんによってお買い物...そんな予定を組んでいました。
そしていざ外出! のタイミングで、「その洋服で暑くない? 大丈夫?」と、心配した夫が声を掛けてくれました。
しかし私は「大丈夫、大丈夫、更年期は治まったからね~」なんて軽くいなして、そのまま外出してしまったのです。
するとやっぱり暑い。
秋とはいえ、照りつける日差しが暑くて暑くて仕方ありません。
でもこれは気温からくる暑さですので、何とかなりそう...と、そんな風に考えていると、今度はホットフラッシュの暑さに襲われたのです。
体の中から熱が湧き出すような感覚、心臓はバクバク、滝のような汗が流れるあの独特の異常な暑さに。
こうなると、暑くて辛くて、散策なんてとても出来そうにありません。
「参った。どうにもならないかも...」
そんな風に考え込んでいたところ「辛そうだね」と夫に声をかけられ、結局この日のお出かけは大きく変更。
散策も、海での遊びも、テントでの休憩も、お土産屋さんも中止です。
結局、夫が買ってきてくれたアイスクリームを冷房の効いた車の中で食べただけ...。
そんな残念なお出かけとなってしまいました。
こうして、更年期を甘く見た私は、夫とのドライブデートを台無しにしてしまったのです。
この日以来、「あなたは更年期真っ只中なのよ」と自分に言い聞かせ、季節の先取りは絶対NGに。
ちょっと寒いカナ? くらいの服装で出かけるようにしています。
これが功を奏したのか、ホットフラッシュが再発することは今のところありません。
皆様も、更年期の「オシャレ」にはご注意くださいね。
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