<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とねこパパ
性別:40
年齢:男
プロフィール:妻(41歳)と子供2人と暮らす平凡なサラリーマンです。男ながら育児休暇を取得したことがあります。
僕の妻は看護師をしています。
ちなみに僕はサラリーマンです。
小学生の娘2人と4人で暮らしています。
一般的な家庭に見えますが、実は妻に少し困っているんです。
実は、妻の方が恥ずかしながら僕よりも年収が上なんです(少しではなくて、100万も...)。
妻の持論になりますが、「お金を稼ぐ方が家庭内での立場が上」だというんです。
世間一般では分りませんが、うちの嫁は昭和時代を生きておりまして、稼がない奴は3歩後ろを歩けというような考えで、極論「誰の金で生活できとるんや」という暴君なんです。
そのことでたびたびケンカになり、結局は「文句があるんなら私より稼いでこい!」となるのですが、最近は少しずれて来ているんです。
妻によれば家庭内で一番お金を稼ぐ人間には全ての決定権があり、意思は尊重され、自由に生きていけるということらしいです。
突き詰めていくと、稼ぐ人間は浮気をして当たり前だというのです。
一夫多妻制の時代、もしくは国ならまだしも、ここは法治国家の日本です。
月に20万しか稼いでこない旦那が浮気すれば、そりゃ誰だって頭にくるわけですが、これが月に100万稼いでくればケンカなんかにならずに「元気だね〜」という話になるというのです。
そりゃお金はないよりあった方がいい。
お金より大切なものがあるなんて、きれいごとだけでは世の中渡っていけないことは分かっているし、たくさん稼ぐ人が、多少威張ってもいいでしょう。
ですが、それを口に出していうのは間違っている気がしませんか?
自分だけの考えなら、まだ百歩譲って受け入れることもできますが、この持論を最近娘にまで教育と称して教えているとなると話が違います。
「自由に生きたいならお金を稼ぎなさい」
これなら分かりますよね。
「浮気したいならお金を稼ぎなさい」
となると黙っていられません。
まず浮気はダメだし、お金はその為に稼ぐものじゃないはずです。
妻の発想は切り口としては独特で面白いんですが、娘にその考えを押し付けるのは早すぎる!
そんなことを考えているうちに、ある疑問が浮かんできました。
もしかして、妻は浮気をしている?
それを正当化するためにこんなことを言い出したのか?
真相を聞く勇気も機会もないまま現在に至っています。
生活を支えるためにお金を稼ぎ、残りを浮気に使う。
これが妻の言い分によれば「正しいこと」になるのです。
それなら妻がもし浮気をしていたとしても、僕にはそれに反対できる権利はありません。
打開するには妻よりもお金を稼ぐしかないため、妻よりも稼げる仕事はないかなと悩む今日この頃です。
だけど、そんな都合のいい仕事なんて簡単には見つかりませんよね。
この論争は、これからも妻との間で続いていきそうです。
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