<この体験記を書いた人>
ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:52
プロフィール:脳梗塞の夫と二人の子供と暮らす、働くお母さんです。
私は現在52歳、食品関係の製造のパートをしています。
48歳の時から月のものの周期が乱れ始めました。
それまでは、きっちり28日周期で来ていたものが、1カ月延びたかと思えば20日で来てみたり。
それだけではなく、量がだんだん増えていきました。
何か病気かと心配になり産婦人科を受診すると、もうそろそろ閉経が近いとのこと。
思っていたよりも早いと軽いショックも受けましたが、とにかく、深刻な病気ではなかったことにホッと一安心。
でも、月のものの量が増えると困ることが一つありました。
家にいるときは頻繁にトイレに行けるので良いのですが、問題は仕事中です。
仕事柄、3時間に1回の休憩の時にしかトイレに行けません。
もちろん、急を要するときは社員を呼んで、担当部署を変わってもらうことはできますが、基本的に3時間に1回です。
それに、社員は男性なので「トイレに行きたい」と言いにくいというのもありました。
そして、危惧はある日現実のものになりました。
月のものが2日目だったため、大きめの生理用品を使用して準備万端整えて仕事をしていたのですが、何やらあやしい気配が...。
休憩まではまだ1時間もあります。でも1時間も待っていたらかなり危ない予感がしました。
あいにくというか、最悪なことに作業着は白。
「漏れたらどうしよう...」と、気が気ではありません。
いくら同年代の女性がメインの職場でも、恥ずかしいものは恥ずかしいのです。
ヒヤヒヤしつつ、トイレに行かせてもらおうと社員を呼ぼうとしますが、こんな時に限って近くにくる気配がありません。
そうこうしているうちに、もう限界点に達してしまいました。
でもまさか持ち場を放って、トイレに行くわけにはいきません。
うわー、どうしよう! どうしよう!
そわそわキョロキョロ。
もう、挙動不審もいいところです。
その時、遠くに社員(30代男性)の姿が見えました。
背に腹はかえられません。
恥も外聞もなく、「すみませーん!」と、大声で呼びました。
そしてようやくトイレに駆け込み、ギリギリセーフ。
あわや、大恥をかくところでした。
それからというもの、更に大きなサイズの生理用品を使用するようになりました。
たぶん、市販されている最大サイズだと思います。
買い物するたびに、「こんな大きなサイズ、使う人いるのかな?」なんて思っていた自分が、まさかお世話になる日が来るなんて。
メーカーさん、大きなサイズを市販してくれて、ありがとう!
思わず感謝した私です。
その後1年くらいして月のものは止まり、さらに1年後、閉経の診断を受けました。
今となっては、懐かしい思い出ですが、当時は本当に毎月ヒヤヒヤの連続でした。
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