<この体験記を書いた人>
ペンネーム:おとうふ
性別:男
年齢:47
プロフィール:44歳の妻と11歳の娘と3人で暮らす中年です。仕事は個人でインターネット関連で在宅勤務しています。
私(47歳)は妻(44歳)と娘(11歳)と3人で暮らしていますが、私と妻は同じ町出身なので、お互いの実家が私達が住んでいる家から車で約5分位の所にあります。
休みの日はどちらかの実家に遊びに行くことが多く、どちらの実家ともすごく仲良く付き合えていると思っています。
ただ、どちらとも「一緒に外食」することはあっても、「家で一緒に食事」することは、お盆とお正月以外はほとんどありません。
お盆とお正月になると両家から招かれる為、昼食を私の実家で私の両親と一緒に食べ、夕食は妻の実家で妻の両親と一緒にするという感じで、両方の実家からご馳走になっています。
とてもありがたく、幸せなことなのですが...私の心中は複雑です。
なぜ複雑な気持ちになるのかというと、妻の実家で出される料理に「衛生的な不安」を感じているからです。
私の父(75歳)と母(73歳)は年金生活で決して裕福とは言えませんが、食事に関してはちょっとしたこだわりがあり、高くても新鮮で美味しい物を選びます。
特に母は私が子供の頃から非常に神経質な所がありました。
消費期限、賞味期限には特にうるさく、少しでも悪くなっている可能性がある食材は容赦なく捨ててしまいます。
その為に冷蔵庫に買いだめということは一切せず、2日分位の食材しか入っていませんでした。
今では父と二人暮らしで、料理は一切せず昼も夜も弁当や外食で済ませている為、冷蔵庫には飲み物位しか入ってない徹底ぶりです。
一方の妻の実家。
こちらも義父(72歳)と義母(65歳)と二人暮らしで、私の両親と同じく年金生活です。
妻の実家も私の実家と同じくらいの中流家庭ですが、食事に関しては徹底して倹約家な所があります。
特に義母は料理を作るのが好きなので、外食にお金を使う位なら家で作ったほうが安いと、私達夫婦が強引に誘わない限り外食は一切しません。
確かに義母の作った料理は、その辺の飲食店で食べるより遥かに美味しいのは間違いありません。
ですが、妻の実家の料理の素材や保存方法などに不安があるのです。
妻の実家の冷蔵庫は常にぎっしりと物が詰まっており、良く見ると賞味期限が切れた物が目立ちます。
元々スーパーで半額になった食材を買うことが多く、野菜はちょっとしおれているのが当たり前。
お肉やお豆腐は半分だけ使い、もう半分をラップもしないまま何日も保存しておいたり、大根の漬物は少ししょっぱいからと、切る前に水洗いしたものを一週間かけて食べたりします。
小さい頃から母に「水も腐るから気をつけなさい」と言われていた私にとっては、信じられないことです。
今年のお盆も両家から「ご馳走するから必ず来てね」と招待をうけ、まず昼食は私の実家で食べたのですが、母が料理を辞めてしまっているので、全てスーパーのオードブルやお寿司でした。
そして夕食は妻の実家で、全て手作り料理をいただきました。
品数も多く、娘も唐揚げやお肉をほうばり喜んでいました。
そして義母は妻と娘が生物が苦手というのもあり、私にだけ刺身盛りを作ってくれました。
心遣いはとてもうれしいのですが、以前、「加熱用」のホタテを刺身で食べているのを目撃したことを思い出してしまった私。
恐る恐るマグロを数切れだけ食べて、後はお腹いっぱいと嘘をつき残してしまいました。
娘がその刺身を一口食べてみたいと言い出したので、刺身は中学生にならないと駄目だと言いきかせ、何とか阻止しました。
私は好き嫌いもなく大食いなほうなのですが、義母にはいつも少食で好き嫌いが多いねと言われます。
このように両極端な両家の食事、毎回私が気にしすぎなのかとモヤモヤっとしてしまいます。
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