<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みかん
性別:女
年齢:43
プロフィール:食欲の秋が近づき、わくわくします。
76歳になる母親は大の病院嫌いです。
寝ていれば治るをモットーに、私が幼い頃から病院に行っている姿は見たことがありません。
私が小学生の頃、インフルエンザになり、母親にうつってしまったことがありました。
私は病院に連れていかれ、薬を飲んだのですぐに治りましたが、母親は頑なに病院を拒み、1週間ぐらい寝込んでいたこともありました。
胃腸が痛い時は市販薬で済ませ、腰痛が悪化して歩くのに支障がでても病院には行きません。
見ていて呆れるほどです。
そして、病院嫌いなため健康診断も受けてくれません。
無料の通知が来ても受けません。
最後に受けたのが55歳ぐらいの時だった思うので、それから20年ほどたっていると思います。
現在は体調良好なようですが、体の節々が痛かったり、呼吸が苦しかったりということがあるようです。
「病院で健康診断受けてよ」
「何か見つかっても治療しないから、意味がない。痛いことは嫌」
などと言って絶対に行きません。
5年ほど前のことですが、胃がずっと痛いと言っていることがあり、不安になって、毎日のように「病院に行ってよ」と頼んでいたことがありました。
「お願いだから」と優しく言うこともあれば、「癌だったりしたらどうするの!」ときつめに言ったこともありました。
始めは「うーん」と言っていた母でしたが、ついには「私のことなんだから口出ししないで!」と怒鳴られ電話を切られました。
その後、しばらく気まずい空気が流れたことから、もう私からは、健康診断の事や病院に行けとは言っていません。
母は延命につながるような行動はしないと決めているようです。
もう充分に楽しく生きたから、自然に死ぬのが一番と思っています。
母の人生、延命しないならそれでもいいです。
しかし、認知症などの病気を早めに見つけることで、症状の進行を遅らせて健康に生活を送れることもあると思います。
早めに見つかることで、自然な死を迎えることができる病気もあると思うのです。
強力な助っ人になり得る父親は、頑固な母親の説得は難しいと諦めていて、自分だけ健康診断に行っています。
また、娘に「お祖母ちゃんも健康診断うけてみなよー!」と言ってもらったこともあるのですが、「痛いの嫌なのよねぇ」と言われ効果はありませんでした。
今は人間ドッグ旅行などもあるので、そういうのを利用してみてもいいと思っているのですが、母親のことなので「それなら普通に旅行に行きたい」と言うことでしょう...。
八方塞がりの状態です。
子どもからの「元気でいてほしい」という気持ちを母に分かってもらいたいです。
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