40歳でスノボ・デビューでケガをした私。助けてくれたのは「ちょっと老けた」ゲレンデの貴公子でした

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:おこめ
性別:女
年齢:45
プロフィール:旦那・子供2人。ポイ活にはまるパート主婦。

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あれは5年前、当時40歳の私が、夫(41歳)と中1の息子と小5の娘とスノーボードに行った時の話です。

私はとても運動音痴なので、冬のスポーツをやりたいという夫の提案をずーっと拒否していました。

スノーボードなどできるわけない! やらなくても分かる!

...ということで、「子供が大きくなったらやろう」と逃げていました。

ですが、中学に入った息子にとうとう「スノボやりたい!」と言われ、娘も「やりたい!」と同調。

夫は大喜び。

若い頃にやっていたそうで、自称「プロ級」だそうなんです。

そうして家族で出かけたのですが、スキー場に着いた時点で私はもうドキドキです。

子供達はとても楽しそうに麓で練習を始めました。

私は入念に練習をして、いざリフト乗って上へ向かいました。

初めてのスノボ、息子が、娘が、楽しそうに滑っていきます。

思春期の息子の笑顔を久しぶりに見て、たまらなく嬉しかったです。

そして、私も出発したのですが、滑ってみてすぐに気づきました。

「できない!」と。

夫に言われたとおりに体重をかけて滑っていくんですが、頭と体が繋がりません。

子供たちはすいすいと滑るんで、夫は私につきっきりでいてくれました。

でも心配性な私は子供達のことばかり気になります。

「子供達が先に行ってしまって心配。何かあったら怖いから、子供達について行って! お願いね。ゆっくり降りていくから、また私に追いついてきてね」

「わかった。じゃあ気を付けて行けよ」

いつも私をからかって、バカにする夫ですが、私の運動神経の悪さを本当に心配してくれたようです。

それでも子供達を探しに、私を置いて滑り出しました。

私はターンができないし止まれないので、止まるときは転ぶ、それを繰り返しながら滑っては転び滑っては転んでいました。

ようやく半分くらい降りてきたでしょうか。

その時です。

私が転んだその後ろから、若い男性が突っ込んできて、背中にボードが当たりました。

ものすごく痛かったです。

でも、痛すぎて声が出ないんです。

「大丈夫ですか?」そう聞く男性に答えられず悶絶している私。

何回か「大丈夫ですか?」と言われましたが、あまりの私の表情にやばい! と感じたのか、置いて逃げて行ってしましました。

立ち上がることもできなくて、でも、このままでいてまた突っ込まれても困るから、手を使って座りながらなんとか端っこに移動しました。

そして、上から滑ってくる家族を待っていた私のもとへ、3人が戻ってきました。

「ママ~」子供達はとっても嬉しそうはでしたが、泣き顔の私を見て夫の顔色が変わりました。

「どうした? なに? 突っ込まれたのか? そいつは? 逃げたのか! 子供達ちょっとママと一緒にいて!」

返事ができないくらい痛い私を見ながら「俺の妻に何をしてくれたんだ!」と言わんばかりの夫。

「レスキュー呼んでくるから待ってろ!」

ものすごいスピードでゲレンデを下りていきました。

そのスピード、本当にプロ級でした。

とても痛かったけれど、救急隊を呼びに行く姿がとってもかっこよくてびっくりしました。

その後、レスキューの担架に乗せられてロッジまで戻り、その日は休憩場で休んで家族を待ちました。

家族の名誉のために言うと、夫も子供達も「帰ろう」と言ってくれました。

でも、せっかく来たのに私のために帰るのが嫌だったので、無理やり送り出したのです。

幸い3日後くらいに痛みが引いた後は、後遺症もなく過ごしています。

付き合った時から、どちらかというと優しい言葉よりからかって悪ふざけをするのが愛情表現だった夫なので、あの日の私を心配する姿、言葉、滑り降りていく姿...とても嬉しかったです。

もちろんその後は、夫にも子供達にも担架でゲレンデを滑った運動音痴ママ! という事でネタにされていますけど、とてもいい思い出です。

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