父から予想外の罵声も浴びたけど...。親孝行を兼ね、60代両親の作る野菜の「ネット販売」を始めた結果は...!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:40
プロフィール:2児のママです。農家を営む両親のため、ネット販売を始めました。慣れない作業に思うようにいかず疲労困憊中。

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私の父は66歳、母は65歳です。

95歳で亡くなった祖父から農園を引き継ぎ、日々農業にいそしんでいます。

毎朝5時に起床し野菜を収穫。

荷造りを行い、トラックに野菜を詰め込みます。

そして片道1時間以上かけ、スーパーへ出荷しています。

私も時どき農園に行って手伝っていますが、労働面での負担が大きいです。

暑い夏は何度汗をぬぐっても止まりません。

そんな慌ただしく働く両親を見て、少しでも負担を減らせるアイデアはないか考えたのです。

そこで思い付いたのが「ネットの野菜販売」です。

出品手数料無料、誰でも気軽に売買ができるフリマアプリを利用してみようと考えました。

ネット販売をメインにできると、スーパーへ出荷する手間が減ります。

また配送会社は農園から車で片道10分程度です。

ガソリン代も浮くうえ、運転の危険リスクを減らすことにもつながります。

これから高齢になっていく両親のことを考えると、車の移動負担が少ないネット販売に移行しておいた方が見ている側も安心です。

さらにネットの野菜価格相場をチェックすると、スーパーへ出荷するより手取りが断然よさそうでした。

なかには2倍近くも手取りに差がある野菜もあります。

これらのメリットを両親に伝えたところ「やってみよう」と案外前向きな言葉が返ってきました。

そこで親孝行の一環として、初めての試みにチャレンジすることになったのです。

記念すべき初めての販売は「スナップえんどう」でした。

約1kgを送料込み1500円(税込み)で販売すると...すぐに売れました。

これには両親も大喜びです。

スーパーだと売れ残るリスクがありますが、ネット販売だとその場で決済が完了します。

無駄なく販売できるメリットも感じました。

ところが問題が勃発!

両親にフリマアプリの操作方法を教えたものの、やはり最初は慣れないもの。

たびたび私のスマホ着信音が鳴り響きました。

「つよぽん! これはどうするんだ?」

電話に出るやいなや、気性の荒い父から罵声を浴びせられました。

「コンビニで二次元コードを発行して、スキャンしたら紙が出てくるよ」

口頭で説明するのですが、どうも操作がうまくできない様子です。

挙句の果てには「いかん! ネット販売なんて、もうやめろ!」と怒って電話を切られる始末です。

親孝行の一環として、せっかく始めたネット販売で、まさか怒られることになるとは...。

何だかとても悲しい気持ちになりました。

けれど冷静に考えると、スマホ操作に慣れない両親です。

私にとっては簡単なことでも、スムーズにいかなくて仕方のないこと。

父に罵声を浴びせられ、心が折れそうになりましたが、せっかく始めたことです。

両親に諦めずがんばってもらおうと思いました。

さっそく私は母に電話しました。

「最初は大変だけど、回を重ねるうち自然と覚えていくよ。分からなかったら運送会社のスタッフや、私に聞いてくれたらいいし」

そう伝えると、母からは予想外の前向きな言葉が返ってきました。

「スマホ操作は私がすることにするよ。何度かやってみて無理だったらやめたらいい」

母は父のように分からないからと投げ出したりせず、冷静に考えていてくれたようでホッとしました。

そんな騒ぎもありましたが、ネット販売を始めて1カ月が過ぎました。

思いのほか野菜販売は順調です。

フォロワーは100人を超え、リピーターも続出中。

お客様から直接うれしい言葉が聞け、両親はとても喜んでいます。

ようやくフリマアプリの操作にも慣れ、安心しているところです。

最初はどうなることかと思いましたが「とりあえずやってみる」ことは大事だと感じています。

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