＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：2カレッタ4
性別：女
年齢：45
プロフィール：結婚して15年。3人の子どもの母です。
主人とは結婚して15年。
今では私たち夫婦には3人の子どもがいます。
数年前のこと。
主人の実家で義母と一緒に生活していた私たちは、長年暮らしていた家を建て替えることにしました。
家の建て替え計画のときには、私たち夫婦にはまだ3人目の子供は授かっていませんでしたが、いつ授かってもいいように建て替え計画を進めました。
ほどなくして、ありがたいことに3人目の子どもを授かった私たちは、建て替え工事中に出産を挟むため、いったん義母とは離れ、私の実家に住まわせてもらうことになりました。
そうして家族4人、3カ月ほど実家にお世話になる予定だったのですが...。
なんと、3週間で出ることになってしまったのです。
しかもその原因は、「主人と私の実母との大ゲンカ」。
はじまりはささいなことからでした。
主人は末っ子長男だったこともあって、基本的には「甘えん坊」。
家では上げ膳据え膳で、洗濯物も掃除も子育ても、私から言わないとやってくれません。
私も実母も家事は嫌いでないので、上手に甘えてくれれば「仕方がないな～」とやってしまうのですが、主人は一言多いですし、お礼の一言もありません。
そのイライラに加えて、主人の「酒癖の悪さ」もあり、3人目の赤ちゃんが生まれて2週間後に...ついに実母の不満が爆発してしまったのです。
実父は気をつかいながら、主人を注意してくれましたが、実母はあれもこれもやっているのに、酒癖が悪くかつ子育てを全くしない主人に激怒。
しかもその時、私は運悪く風邪で39度の高熱を出しており、仲裁に入るどころか、止まらない咳で、声も出ず涙だけが流れ落ちる状態でした。
普段から言い方のキツイ実母はそんな私に向かって「あんたも泣いてるだけなら、ここから出てきなさい！」と。
そして、とうとう実家を追い出されることになったのです。
義実家の解体は済んでおり、私たちに帰る場所はありません。
産まれて2週間しか経っていな乳飲み子と2人の子供に加えて、高熱の私...。
そんなか主人は仕事に行き、私一人で「家族5人が住める場所」をすぐに見つけなければいけなくなりました。
その時ふっと思いついたのが、独身の従姉の家。
彼女は夜のお仕事を長年続けてきて、経済的にも豊かで大きなマンションに一人暮らし。
従姉に事情を話して、転がり込ませてもらいました。
昼間は子どもたちが保育園や学校に通い、彼女は就寝。
子どもたちが帰ってくる夕方のにぎやかな時間から、彼女は出勤します。
そして私は昼間、彼女が寝室以外の部屋で、赤ちゃんの面倒を見つつ、子どもたちの送迎や夕食の買い物、家事全般をこなす...という日々。
彼女のおかげで、私たちは路頭に迷うことなく、「互いの生活に干渉しない生活」を確保できたのです。
そして、そこでお世話になりつつ探していた仮住居に関しても、彼女のお得意のお客さんを紹介してもらい、安価で賃貸契約ができ、彼女にお世話になって3週間後に引っ越し。
安定した仮住居生活を送ることができました。
彼女がいなければ、どうなっていたか......。
気さくでおおらかで笑顔の素敵な彼女は、私たちの命の恩人です。
今でも彼女には感謝しかありません。
そして、実母と主人のバトルはというと......。
バトルから半年後、主人も反省し、実母もそれを受け入れ、無事関係を修復することができました。
とんでもなく大変な出来事でしたが、今は笑って話し合える関係に戻れて本当によかったです。
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