<この体験記を書いた人>
ペンネーム:Nagisa
性別:女
年齢:48
プロフィール:25年間海外でバリキャリ。親に心配され渋々婚活してみたら即結婚が決まり、ただいま主婦二年生です!
アラフィフだけど新婚です。
22歳の頃から海外に住み、仕事だけしていたため料理もろくにせず、買い物自体もほとんどせずに過ごしてきました。
昨年の春に帰国し、夏には結婚。
47歳で新婚生活が始まりました。
それまで、年に一度は帰国していたので、ちょこっと自分のためだけに料理することはありましたが、一年でせいぜい10回くらい。
レパートリーは、味噌汁とスパゲティ、カレーくらいしかありませんでした。
料理が苦手な夫は、「料理のできる人は冷蔵庫にある食材を見てそこにあるものを使って料理をするんだって」と感心しながら言うのですが、当然、私には至難の技。
さらに、お弁当も作ってとリクエストがあり、毎朝早起きで慣れないながらも作りましたが、幸い夫は何を作っても食べてくれるし、料理が苦手な私を優しく見守ってくれます。
結婚当初の私は、午前中にネットや料理雑誌とにらめっこしてからその日の食事の献立を決め、必要なものを買いに出かけます。
土日は、夫に車で町に数軒ある大きなスーパーに連れて行ってもらうのですが、平日は運転ができないので、近くのスーパーに通います。
新顔ですが都会で育った私は少し目立つ装いのようで、すぐに覚えられてしまい、またあの人来たね、という空気が何気に伝わってきます。
そして、早々にお得意さんになりました。
ほぼ毎日、値段を気にせず大量に買って行くのでとても喜ばれていたと思います。
いつも、携帯のメモを見ながらレシピに必要な食材が目に入ったら買う、ということに集中していました。
値段がリーズナブルなのかどうか全くわかりません。
値段を見たり覚えたりする余裕もありません。
ついでに、自分が知っている食材で、使い慣れているものがあると買ってしまいます。
そして、それを使わずに冷蔵庫の中に忘れて腐らせる、ということもちょくちょく。
ですが、1年もすると幾つかの節約術を学びました。
今まで複数のスーパーを利用してきたので、どこで買えばこれが安いとか高いということ、ある時間帯に行くと値下げをしている商品が多いことなども知りました。
少し遠いのですが、歩いて行くと運動になるので、いつも夫に車で連れて行ってもらうスーパーや、意外なことに安い食材が置いてあることを発見した近所のドラッグストアにも行くようになりました。
最初は一軒のスーパーだけしか選択肢がなかったのに、今では三択もあり、一番安いのはどこか、と考えながら動いています。
そして、つい最近のことです。
人気のあるテレビ番組でポイントを集める主婦の特集を見ました。ある人は、ポイントで家まで買ってしまったという話には本当に驚きました。
そこまでしようとは思いませんが、私の意識が変わりました。
ポイントカードはたいていどこの店でも作っていましたが、それを見て以来、買い物ではポイントの高い日を狙うようになりました。
それで500円の無料券をもらうことも度々あり、しっかり利用しています。
そして今年の春頃から、毎日買い物をしなくても、数日分のまとめ買いをすることを学びました。
さらに、冷蔵庫を開けて中にある食材で料理をすることもできるようになっていました。
未だに食材を腐らせてしまうこともあり、夫の言っていたような、「料理のできる人」とはまだまだほど遠いです。
しかし一年前の私から見たら、まるで夢のようです。
「経験=主婦としての財産」になっています。
今振り返ると一年間、随分損をしていたけれど、節約上手になるための勉強代だと思っています。
現在、節約と貯蓄の本でさらに知識を深め、少しずつ実行に移しています。
一年後には今の3分の2くらいで食費をすませる賢い主婦になっていたいな、と期待しています。
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