<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ライスケーキ
性別:女
年齢:44
プロフィール:子供3人の母。パート主婦。
75歳の母はとても元気で面倒見がいい人です。
近所に住んでいるので、よく手伝いに来てくれます。
うちには男の子が3人いるので、母の助けは本当に有難く、甘えてしまっています。
子供たちもそんな母によくなつき、夫も母に感謝してくれています。
でも私がパートを始めてから少し様子が変わってきました。
「私の至らなさ」が気になるのか、母がかなり口出ししてくるようになったのです。
最近では母が来るたび、溜息が出る私がいます。
母はとにかく主婦業がカンペキ。
私と姉を大切に育ててくれましたし、いつも美味しいご飯と手作りおやつを用意してくれました。
裁縫も得意で、購入した洋服のお直しもすべて母がしてくれましたし、カバンもヘアアクセサリーも母の手作りでした。
家の掃除も抜かりなく、玄関は季節ごとのディスプレイが飾られました。
まるでインテリア雑誌にでてくるようで、綺麗でした。
本当に自慢の母でした。
私も、自分が結婚して子供を産んだら同じようにやろう!
...と思っていたのですが、現実はなかなかうまくはいきません。
でも、私なりに頑張っていることはあるのです。
特に、家族の健康には気を付けているので、栄養にこだわった料理を作っています。
...ですが、母から見たらまだまだ至らないらしいのです。
「おかずの品数が少ない」に始まり...
「盛り付けが雑」
「大皿料理が頻繁に出てくる」
「調味料の質が悪い」
「パンや麺類が多すぎる」
などなど、ダメ出しが止まりません。
母は専業主婦でしたし、大人しい女の子2人の母親でした。
しかしうちは食欲旺盛の男の子3人で、スポーツをしているので、毎日大量の洗濯物が出るなど、本当に大変なのです。
教育費の為にパートも始めましたし、母とはだいぶ状況が違います!
同じことは到底できません。
母はうちに来ると息子たちに「今朝の朝ごはんは何だったの?」と聞きます。
「またパン? 飽きるよね、それじゃ体力つかないよね」
そんなことを話しているのが聞こえてきてモヤモヤです!
母にしたらパンやうどんなどの麺類、鍋料理、みんなで取り分ける大皿料理は「手抜き料理」らしいのです。
「おかずは5品くらい作らないと栄養バランスが悪いよ、かわいそうに」
そんな風に子供を出して注意されます。
子供が可哀そうと言われるのは、なんだか複雑です。
確かに私がパートで遅くなってしまうときは、子供たちのお迎えや洗濯物を取り込んでくれたりと助かります。
しかし、家中くまなくチェックをしているメガネをかけた母の真剣な顔にビクビクしてしまいます。
関連の体験記:幼い2人の娘を母に預け、離婚交渉していた私。ある日父から「母が過労で倒れた」と連絡があり...
関連の体験記:「こんなに守られていたんだ...」娘が18歳になり「児童扶養手当」の受給が終了。そのありがたさを痛感...
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。